GoogleがTwitter買収、は当面なし
4月2日にTechCrunchが「タレコミ情報:GoogleのTwitter買収、大詰めの段階」という記事を投稿して1日中大騒ぎでしたが(今は「タレコミ情報:GoogleがTwitterと買収協議(更新)」というタイトルに変わっています)、複数の情報源とTwitter自身が否定したことで、騒ぎは徐々におさまりつつあります。TechCrunchも「Twitterは10億ドルじゃ身売りしないってさ」という記事を出しています。
せっかくGoogleを辞めてTwitterに参加したボウマンさんもいることだし、それはありえないと思ってましたが、いまさらながらTechCrunchの影響力の強さに恐ろしくなりました。個人的にはこういうときはWSJが乗ってくるかどうかをチェックします。WSJもよく「○○に近い筋によると」な記事を出しますが、かなり裏をとってから記事にしているみたいなので。
火のないところに煙はたたないので、TwitterとGoogleがビジネスについての会合を持ったのは確かなようです。WSJのカーラさんは、Googleが今Twitterを買収することはないと複数の根拠をあげて断言していますが、それでもMicrosoftが手を出してきたら話は別、としています。Twitterを欲しがっている企業は(断られたFacebookを含め)たくさんありますし。
4月2日の夜、すごいタイミングでTwitterの共同創業者ビズ・ストーンが米コメディセントラルの人気トークショー「コルバート・リポート」に出演しました(サイトでフルエピソードが視聴できます。ああ便利)。コルバート氏の「どうやって金儲けするつもり? ビズ・ストーンのビズはビジネスモデルのビズじゃないの?」という質問に対してストーンは「Twitterは強くて収益性がある独立企業になることを目指しているけど、今は収益ではなく企業価値を高めている時期」と答えています。
MicrosoftがTwitterを買収したらちょっといやな佐藤でした。