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海外記事、ブログ、記事にならない情報について、ITmedia エンタープライズ海外記事担当から一言

「Yahoo!」という名前がない世界を想像してみる

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 「Yahoo!、MSとアイカーン氏の合同提案を拒絶」という記事を掲載しました。よりによってアイカーンとMicrosoftが組んだら話がますますこじれると、素人でも思います。記事には書きませんでしたが、Yahoo!の声明には「ITビジネスを分かってないアイカーン一味に検索以外のうちの事業を任せるなんてもってのほかっ」というようなことも書いてあります。

 もしこの話が実現したら、MicrosoftはYahoo!の検索事業を取り込んでしまい、アイカーンは残りを解体してマードックとかほかのメディア企業とかに切り売りしちゃうんじゃないでしょうか。そうなるとサービス名に「Yahoo!」を残すのも難しいので、インターネットの世界からYahoo!という名前が消滅。「そういえばそんな変わった名前の会社があったねぇ」ということになったりして。

 Yahoo!という名前がニュースから消える日を今はちょっと想像できないんですが、考えてみれば90年代にはNetscapeがなくなるなんて考えもしなかったっけ。あのころは「インターネット=Netscape」みたいな感覚だったので(わたしだけかもしれませんが)。

 諸行無常であるなぁとちょっと黄昏れた澤でした。

関連リンク
Yahoo!、MSとアイカーン氏の合同提案を拒絶

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