京都「桂飴」のプレミアム感
»
私の知り合いのIT業界のさる方のご実家が京都で飴屋さんを営んでおられます。
ランチョンミーティングの際に、「そういえばXXさんって京都の飴屋さんだったですよね?」と会話が流れ、彼に飴作りの工程を教えてもらいました。
その飴を先日いただいたのです。京都で350年の歴史。当時は砂糖が貴重です。どうやって飴を作っているのか思いつきますか?
これ、実は麦芽で作る飴です。麦を発芽させると糖分が出ますよね。ここからビールやウィスキーを作るのですが、京都では酒にならず飴になったのです(笑)。
その工程は大変なようです。麦芽から糖分を摂りだして、それをこねて固めて割って...売って。
よく見ると手で割っているので粒に違いがあります。
この飴、甘くない。というか現代の飴が甘すぎるのです。たぶん350年前はこれが甘くてたまらなかったのでしょう。麦芽の甘みは上品で飽きが来ないのです。飴を普段は全然食べない私もこれにははまります。べたつきがないのが素晴らしいです。
お店は限定的にしか開かないようです。時間も午後1時から4時まで。それも必ず開けているわけではありません。皆さんがこの記事を見て、ネットで取り寄せよう、としても買えないです。直販のみで京都駅周辺でも買えない。
このなんでもインターネットの時代に、実はこの「なかなか手に入らない」プレミアム感っていうのはとても大事な気がします。
むしろこういう時代に活きるわけですね。
話は違いますが、週末は親戚と宴会をしました。珍しい日本酒をみつけて持ち込んだのですが、これもネットでも入手困難。一升瓶で他の米のものはあったのですが、五百万石と山田錦の75:25ブレンドはないですよ。
SpecialPR