英国BBC放送もネットやモバイルファースト戦略発表
若者ほど地上波放送を見てないですねえ 英国のBBCは・・・ 教養番組だし・・・・面白くないし
<出所:フィナンシャルタイムス紙>
俺がネットフリックスを打倒してネットやモバイルを制覇する・・とBBCの新しい生え抜きのCTOさん・・・・
地上波よりネットを優先するインターネットファースト戦略だあああああぁ!!
既にロンドンオリンピックと北京オリンピックで実証済み・・・モバイルは制覇した・・・
次は東京オリンピックだよ・・・(どうする?日本の皆さん・・・^^)
BBC Chief Technology Officer Matthew Postgateさん
<出所 BBCブログ >
英国BBC放送の技術担当重役に2014年就任したBBC Chief Technology Officerの マシュー・ポスゲート(Matthew Postgate)さんは、BBCエンジニアリング(Engineering division)を引きています。彼のブログ、FT(フィナンシャルタイムス紙インタビュー)、BBCブログでの発表です。明らかに世論を喚起して5月の英国総選挙後にきめるのでしょう。
無料の見逃し放送(iPlayer)を欧州で逸早く実施するなど「時代を見る先見性には定評のあるBBC」です。そのBBCが放送の(地上波よりも)ネットやモバイルファースト(優先)戦略を採用します。このインパクトは計り知れません。間違いなく国内の公共放送や民間放送に大きな影響を与えます。
BBC放送が「最大のライバルはネットフリックスやアマゾンプライムビデオだ」と言いはじめました。
■ オンデマンド、モバイル、ソーシャルメディアの時代
BBCは「新しいインターネットの時代」がすごい勢いで来ており、「放送コスト削減のチャンス」がある。また「若者がBBC放送離れを示しており、インターネットに移行している」と言うものです。放送をインターネット中心(オンデマンド、ラジコのようなリニア―放送)に移行すれば、コストも削減できるし、若者も戻ってくると言う認識です。「BBCは2007年(の無料の見逃し放送(iPlayer))実施以来、(インターネットの活用で)11億ポンドもコストを削減してきた。それをさらに進める(BBCは"internet-centric" broadcasterになる)」と言う主張です。
マシュー・ポスゲート(Matthew Postgate)さんは「今後5年間の私の仕事はインターネットファースト」の実現だと述べています。
ネットフリックスは何時どこで誰がどんな機器で何を見ているかを把握しており、それにより独自ドラマ「ハウスオブカーズ」(プライムタイムエミー賞)などを見事に成功させています。BBCもこの方向に行くようです。既にインターネット限定番組(iPlayerオンリー)の実施や見逃し放送の約1か月間(29日)への延長が実施に移されています。
■ 既にBBC3はインターネットに移行、地上波停止の方向
既にBBC3はインターネットに移行、地上波停止の方向が打ち出されています。
これによりコスト削減が可能になります。クラウドコンピューティングは更にコスト削減に寄与します。同時に放送離れが目立つ若者に見てもらう道が開けます。
■ 改革をしないとBBCは月次有料テレビに成り下がる
現在、英国ではテレビ所有家庭は強制的に視聴料を徴収される仕組みになっています。しかし今から10年ほど前、若者がほとんどBBC放送を見ていないと言う調査結果が出ました。危機感を覚えたBBCは「インターネット上で無料の見逃し放送」(iPlayer)を開始した経緯があります。2015年5月には英国で総選挙がありますが、一部の議員は「BBCを(任意加入の)月次有料サービスに衣替えせよ」と主張し始めています。今回のBBCの発表はこう言った動きを背景にしています。
■ 二つのオリンピックで実験済み、目標は2020年
既にBBCは2012年のロンドンオリンピックをインターネットで放送し、モバイル視聴者の獲得に成功しています。そして今回のインターネット中心主義の次の狙いは2020年の東京大会だそうです。日本の放送業界にも大きな影響を与えそうです。