ワールドカップに見る日本のビッグデータ戦略とサムライ精神の放棄
日本サッカーがいよいよベルギー戦だよね。凄いね!!
その前にポーランド戦での戦い方が世界から酷評されてるよ。
サムライ精神の放棄だって・・・
NHKまで日曜討論で取り上げてたよ・・・・
<出処 https://www.nikkansports.com/soccer/russia2018/news/201806290000403.html>
見事にキックアウト(本戦)に勝ち残ったサムライブルーですが、確かにビッグデータ・ワールドカップを意識したフェアープレー数(イエローカード数)戦略をとったのは見事でした。一方高いチケットを買って競技場にきている観客からは大幅なブーイングがあり、また英国BBC、オーストラリア、韓国、米国、ロシアなどスぺイン以外の国からも「サムライ精神を捨てた日本」と酷評されています。北アイルランドの監督は「ベルギーにぼこぼこにされる(卑怯な)日本が見たい。」とまで酷評しています。最後の10分間をボールを回してただ遊んで、時間を稼いでいたと言うわけです。
こうなった以上、7月3日未明のベルギー戦で善戦するしか、汚名を晴らすチャンスはなさそうです。
■ 見事な西野監督采配はビッグデータ戦略
今回のロシアW杯の特徴はビッグデータの利用が試合でも解禁となり、ビッグデータ・人工知能オリンピックが各チームに浸透しました。そこをよくわかっている西野監督がデータに基づく冷静な判断をしたため、日本はキックアウト(本戦)に勝ち残りました。
確かに彼は選手の自主性を重んじ、データを重視すると言う新しい組織対応をしています。本田などの個性的な選手が納得してついてきています。また大胆な発想と決断力に高い評価が国内ではされています。個の自律、明確な方向性、データ分析の重視と実に新しい日本組織の方向を示してくれました。
■ 古い サムライ精神はさっさと放棄せよ
しかしその結果、サムライ精神を放棄したことに対して世界からブーイングが集まりました。NHKの日曜討論では「明徳義塾が松井の打席全てに対して敬遠した、甲子園と同じだ。」と言う議論まで出ていました。これは卑怯だと言う批判です。
この一連の行為で西野監督は「サムライ精神無用論」を唱えたと言えましょう。
筆者は「サムライ精神など無用」論を面白いと思っています。21世紀の働く人々には「集団主義に基づく型にはまったサムライ精神など不要」だと思うからです。個の自律と監督の戦略の方向性、ビッグデータ重視で21世紀の組織運営はいいのかもしれません。但し、新しい倫理観をどこに求めるかが大きな課題ですが。