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テレビのデジタル化がドライビングフォースとなり、全ての情報メディアが一旦、収縮する時代の羅針盤

IoT自動運転、コンピューター業界の外に広がるアウトソーシング

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人気のアイロボット"ルンバ"だけど・・・・もしかして自宅を乗っ取る「トロイの木馬?」

だって全部自宅の雑務がスマート化、自動化されれば・・・家に対する愛着が消えて・・・

ステレオもテレビも冷蔵庫も 家ごとICT企業にアウトソーシングしても 気にならないじゃん ^^

そそそれって・・・・まるでコンピューター業界の話見たい  @@

iRobot Roomba 780 ロボット掃除機(アイロボット ルンバ 780)

<出所 楽天>

 車だってそうだよ・・・自動運転になったら「自家用車への愛着が消えるよ・・・」 そうしたらタクシーレンタルでいいじゃん^^

 ええぇえええぇ・・・・スマフォタクシーのUberわあああぁ? 

 タクシー業界のオペレーションをアウトソーシング受注するビジネスで、グーグルと競うんだよ・・^^

Google's latest self-driving car prototype has headlights, but no steering wheel or pedals.

<出所 グーグル>

<出所 USATODAY>

 スマート革命と呼ばれる新しいインターネット(IoT、ビッグデータ、クラウドサービス)の方向は「モノ支配論理」から「サービス支配論理」へのシフトと考えられています。「人類史における道具の再発明」としての自動運転の実現は、どうやらライフスタイルだけではなく、ビジネスモデルも大きく変えそうです。

■ 自動運転でコンピューター産業の外に広がるアウトソーシング

90年代にコンピューター業界でアウトソーシングが大流行したことがあります。例えばIBMなどメーカーが販売したサーバー群の管理にユーザー企業が"あっぷあっぷ"してくれば「御社のデータセンターをすべて引き取りましょう」と一旦買戻し、10年程度の長期契約の元、サービスとして再度、提供する形態をアウトソーシングと称しました。その場合、新規開発などITシステム部門も含めてアウトソーシングする動きが出ていました。自社が販売したコンピューター機器のみならず、他社の機器も含めてアウトソーシングを受注します。

今その動きがコンピューター業界の外に広がり始めています。例えばコマツの実現したコムトラックスでは、ダントツソリューションとして自社の販売した建機や鉱山機械の自動運転を実現する方向にいっています。その場合、他社の販売した機器にはアダプターを付けて自社の提供するサービスの中に組み込みます。(GEの航空機サービスの場合も同様に自社がボーイングに販売したエンジンのみならず、他社部品も対象にしています。)そして鉱山における24時間の掘削作業全般を請け負うサービスが実現しています。

■ 自家用車の自動運転は実質、車のアウトソーシング、非所有の方向へ進む

「自動運転が実現するサービス支配論理」は恐るべしです。

欧米のタクシー業界や自動車産業で盛んに議論されているのは、自動運転実現後の世界はどうなるのかと言ったテーマです。まず自動運転の場合、未熟練な生活者(ドライバー免許の無い運転者)も車を利用できます。面白いのは自分で運転する必要がなくなれば、「車に対する愛着も薄れ、車の所有欲求が薄くなる」と言う社会心理学的な見方です。

またタクシー業界も運転手を雇い入れる必要が無くなり、そうなればインターネットにつながるAIカーは一種のコンピューターですから、自動車会社やICT系企業(例えばグーグル、アップル、そこまでいかなくてもBMW)がアウトソーシングを受注する可能性は大いに考えられます。タクシーサービスのオペレーションをICT企業が請け負う訳ですね。

これがスマフォタクシーのUberが自動運転研究に注力する理由です。うかうかしているとグーグルにビジネスを取られてしまうからです。逆にUber自身が遅れたタクシー業界のオペレーションをアウトソ-シグで受託する可能性も出てきます。

■ スマートホームも工場もアウトソーシング、レンタルサービス化

そうなれば自宅の掃除機だけではなく、ステレオやテレビ、炊飯器、冷蔵庫、照明などのスマート化(AIによる自動化)が進めば、家ごとアウトソーシングする可能性が出てきます。数年前から米国のベライゾンやAT&T、コムキャストなどが開始してるホームモニタリングとコントロール、ホームセキュリティなどのホームICTサービスも将来的にはアウトソーシング、レンタルサービス化の色彩を濃くする方向に行くでしょう。

アイロボットの自動掃除機ルンバはICT業界が自宅を乗っ取る「トロイの木馬」だった可能性があります。

当然、国内メーカーの自社工場もその管理をICT業界にアウトソーシングする可能性が高まります。E―ファクトリーで有名な三菱電機さんなどが受託企業に名乗りを上げるかもしれません。

しかし本当に面白い時代がやってきました。問題は日本企業が本質を理解して、変化し、コマツのように勝てるかどうかですね。今後国内自動車業界などがたどるのは「大赤字の負け組家電の道か勝ち組のコマツの道か」注目です。

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★★IoTで更に進化するコマツのドローン利用、ICT建機、アウトソーシング受注、KM学会報告

 

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