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テレビのデジタル化がドライビングフォースとなり、全ての情報メディアが一旦、収縮する時代の羅針盤

「アップルが時代遅れになる」とジョブズが真っ青になった瞬間、モノのインターネットが動き出した、そしてビーツの買収へ!!

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2014年はモノのインターネットやM2Mの本格開始の年になりそうですが、実質的にモノのインターネットを実現したのはアップルのアイポッドやアイフォンの普及がきっかけとなりました。具体的には安い「通信モジュール」「ミニチュアセンサー」「安くて小さい通信用部品」などを開発・普及させたスマートフォンの登場でした。アイフォンはブラックベリーを抜いてその先端を走りました。

 

発明王エジソンが開始した電力インターネット(事業)に全てのモノ(機械)が繋がった故事を引いてモノのインターネットでも同じことが起こっていると言う認識が欧米で広まっています。(ロンドンのテックシティに本拠を置くモノのインターネットのコンサルタント、マット・ウエッブ氏)

 

電力ネットワークを立ち上げたのは蓄音機や映写機、電燈などを作った発明王エジソンでした。それではモノのインターネットの実質的な発明王は誰かと言う事になり、ステイーブ・ジョブズ氏の評価が再度高まっています。アップルに復帰後、ジョブズ氏がアイポッドを発明し、続いてアイフォンを発明したのがきっかけだと言う見方です。

 

面白いのはジョブズ氏がアイポッドを発明したきっかけは、なんと当時の著作権無視の音楽サービス「ナプスターの登場」(1999年)だったそうです。その頃アップルはiMovieなどを中心にマックをデジタルハブ(Digital Hub)にする構想の下、盛んに動いていました。処が突然、インターネットに登場したナプスターを見てジョブズ氏は「これで人生は終わりだ!!("I felt like a dope,")」と考えたそうです。そこで(ジハードと言ったかどうか知りませんが)急虚、根本的な戦略変更が行われ、時間が無いのでSoundJamを買収して有名なiTunesを立ち上げました。その前に彼は半年でアイポッドを開発しました。

 

この逸話は伝記の作者によって確認されています。

 

そしてアップルは音楽サービスと機器のビーツの買収交渉がおお詰めに来ていると言われています。ヘッドセットなど音楽のウエアラブル機器やアプリ、検索サービスだけでは無く、モノのインターネット時代の本格化に対応した大きな戦略転換を図ってソニーミュージックを目指すのでしょうか?もしそうだとすれば動画などスマートテレビでもハリウッドを目指すのかもしれません。ソニーの牙城に攻め込むのでしょうか?注目です。

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 ナプスターの動きに気がつかず、盛んにデジタルハブを提唱する故ジョブズ氏、この後急拠、SoundJamを買収して有名なiTunesを立ち上げた。

Digitalhub

<出所:CNN>

 モノのインターネット時代にはヘッドフォンなどがラインアップに必要!!

以下はビーツが首位を占める音楽ヘッドフォン

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<出所:マーケットウオッチ>

★★ The last time Apple felt itself falling behind in a key market ...

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