モノのインターネット、スタートアップ企業もメーカーになるかどうかの選択を迫られるサンフランシスコ・メイカーフェア!!
モノのインターネットが産業、企業のビジネスモデル、生活者のライフスタイルを変革する時代が到来しています。スマート工業社会、ネットサービス型製造業やネットサービス型小売業、繋がり型生活者が続々登場を始めています。
そんな中でサンフランシスコ市を含むベイエリアのメイカーフェアが実施されました。これを見ているといよいよICT系のスタートアップ企業もメーカー要素を取り込むかどうかの変革を迫られています。マニアと呼ばれる生活者やスタートアップ企業、大手メーカーの共演の場です。昨年も今年もそれぞれ約12万人が参加しています。
例えばマニア(プロシューマー)による日曜大工のお祭りの中でスマートホームを実現するような小さなスマート機器+アプリ+サービスなどが登場し、盛り上げています。この盛り上がりの上にネット接続型冷蔵庫やネット接続型照明が乗っかり、米国はリビングルームがモノのインターネット時代に進みます。国内のスマート家電の運動にはメイカーフェアのような盛り上がりの要素が欠けています。だからなんとなく引き付けられる魅力がありません。
Web2.0の時代まではスタートアップ企業はWebブラウザー上でのアプリ=サービスの開発、スマートフォン時代はネイティブアプリ+サービスの開発、そしてモノのインターネット時代は家電、重電含めてスマート機器の開発+ネイティブアプリ+サービスの開発に向かっています。これは明らかにアップルモデルです。
当然、今後日本のICTスタートアップ企業もメーカー要素をビジネスモデルの中に取り込むかどうか選択を迫られる時代が来ます。一方国内の大手家電はメイカーフェアの要素の取り込みを本気で考えてほしいのですが、やっぱり無理なのでしょうか。
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プロシューマー(マニア)やスタートアップ企業がモノのインターネットのすそ野を支え始めたメイカーフェア
<出所:ギガオム>
★★ Here are the robots, drones and fire-spewing octopus you missed at this weekend’s Maker Faire