ついにアップルも全社を上げて参加決定、サンフランシスコ市の同性婚など差別反対運動、第44回年次LGBT pride parade!!
»
同性婚を意味するレスビアン、ゲイ、性転換者、バイセクシュアルに対する結婚差別、就職差別反対運動は毎年サンフランシスコ市で華やかなお祭り気分で実施されます。昨年はフェイスブックのマーク・ザッカーバーグ CEOもお揃いのフェイスブックのTシャツで参加し、フェイスブックの人々が注目を集めました。同時にグーグルからも千人を超す参加者があり、マイクロソフトもXboxの開発部隊を中心に多数の社員が参加しています。そこで「あれ?」っと思ったのがアップルからの参加が報告されていない点でした。
しかし2014年の今年は違います。テイム・クックCEOが社内に参加を促すメモを既に流しています。それによればアップルからの参加者もお揃いのシャツを着て、家族同伴で参加し、ベースキャンプでの様々な娯楽も用意されているようです。
モノのインターネット時代が作り出すスマート工業社会における様々な社会現象はグローバル共和国の首都ともいうべきサンフランシスコ市周辺で起こっています。成功したクリエイティブクラス(ソフトウエアエンジニアなど成功した高給取り集団)に対する失業と低所得に苦しむ若者や古くからの住民(サービスクラス)の反発によるグーグルバス阻止事件、シリコンバレーのエスコートによるスクエア決済の流行、そして今回の性差別反対運動です。
年次LGBT pride parade運動の中心はオフィスで自由な自己表現(多様性、異質性、個性)の発揮と雇われ感の払拭を求めるクリエイテイブクラスであり、それをグーグル、マイクロソフト、フェイスブック、アップル等各社が応援しています。サービス支配論理で稼ぐ時代には社員の多様性、創造性発揮=自己表現の自由の保証が必須であり、とりわけ創造的なハッカータイプの社員は同性愛者が多いと言う事情によります。
フィリップコトラーの成熟社会における生活者の高次欲求(自由な自己表現、承認欲求、親和欲求)を満たす為には企業による「個性豊かな経験の基盤となる為のサービス」提供が必要です。
社員の自己表現の自由は、生活者の様々な経験を自由に実現する為のサービス開発の鍵を握ります。シリコンバレー企業による同性婚など差別反対運動支持は、まさにドラエモンの玩具に例えられるモノのインターネット時代の企業雇用戦略と言えましょう。
-
-
うーむ、出遅れたか・・・と焦るクックさん
<出所:9to5mac>
昨年のPRIDEのパレード・・・・マークさん、張り切ってます!!
グーグルの社員も元気です!!
<出所:PRIDEパレード>
★★Apple inviting employees to march in annual San Francisco LGBT Pride Parade
★★ Tim Cook writes about workplace equality in the WSJ, urges Congress to approve Employment Nondiscrimination Act
★★ Apple joins growing call for Arizona to veto anti-gay religious discrimination bill
★★『東京レインボープライド2014』 晴天の下、無事に終了!
SpecialPR