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アップルiTunes Match の再来か、クラウドゲームのONLIVE新サービス

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クラウドゲーミングの米国オンライブ(ONLIVE)が、経営者交代と出資関係の変遷(2012年8月に創業者が交代)以来、十数カ月振りに新サービスを発表して表舞台に再登場です。

クラウドゲーミングと言うのはゲームの処理(アバターや環境などの絵作り)がサーバー側でなされ(サーバーレンダリング)、動画がモバイルを含むあらゆるスマート機器に配信される方式です。(スマート機器の負荷が少なくて済む)オンライブ(ONLIVE)はその草分けでしたが、経営が今一つで上手く行っていませんでした。その結果、資金難に陥いり、経営が交代しました。また数千台のサーバーを充実しています。

そして先日、オンライブ(ONLIVE)は新経営者(CEOMark Jungさん)の就任と共に新サービスを発表しました。ゲームはEA,Playdom.com, Disney Interactiveから来た蒼々たるメンバーの役員チームが開発します。

 

オンライブのクラウドゲームは仮想社会サービスのセカンドライフなどで活用されており("SL Go")、モバイル機器に対しても既にサービスが始まっています。第三者が開発するゲームはOnLive Goと呼ばれているプログラムが対応します。

 

さて面白いのはCloudLiftと言うプログラムで月額$14.99 USD (£9.99 GBP)/monthです。ゲームのアップストアを立ち上げて第三者のゲームのダウンロード販売をするとともに既に手持ちの購買すみゲームがオンライブ(ONLIVE)のクラウドゲームの中にあれば、自動的にそのゲームのクラウドゲーム・プレイが認められるそうです。これはアップルiTunes Match のゲーム版と言う見方が出ています。iTunes Matchは年間24ドルで手持ちのDVDの中にiTunesストアの楽曲があれば、自動的にロッカーサービスに登録してもらえます。

 

モノのインターネット時代に対応した中々面白い試みですね。

コンソールゲームでは既にソニーが対応(PlayStation Now)、マイクロソフトも前向きです。Nvidia は クラウドゲーミングプラットフォームGridを準備中です。Valveも同様です。任天堂はこう言ったアプローチ法で遅れを取りました。

 

引用(エンガジェット)

The first example is "SL Go" (or "Second Life: Go"), a mobile interface for ... you guessed it, Second Life. In this particular example, OnLive's powering cloud support for Second Life on Android.

引用終わり

CloudLift

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<出所:9TO5マック>

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<出所:エンガジェット>

★★OnLive launches the iTunes Match of gaming w/ CloudLift, hires IGN’s Mark Jung to lead the company

★★OnLive’s Second Act: Cloud Gaming That Piggybacks On Steam

★★OnLive reborn: can the cloud gaming company find footing with two new services?

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