マイクロソフトの面白い戦略?ノキアはアンドロイド・スマートフォンを作り、WindowsPhoneはアンドロイドアプリを搭載するのか?
マイクロソフトが買収したノキアが今月末のバルセロナのMobile World Congressでアンドロイドフォンを出すと言う見方がウオールストリートジャーナル紙から出ています。更にWindowsPhoneにアンドロイドアプリをそのまま載せることを真剣に検討していると言う記事も出ています。(無論、マイクロソフトやノキアの正式発表ではありません)
まずアンドロイド搭載のノキアフォンですが、WindowsPhoneは値段が高い為、新興国の一般用(値段は50ドルレベル)や先進国のビギナーモデルに大幅修正したアンドロイドフォンを使い、アップストアにノキアやアマゾンのアップストアを使おうと言う動きだと考えられます。これはアマゾンのキンドルファイアーと同じアプローチです。(キンドルファイアーはアンドロイドOSを大幅修正)
またアンドロイドアプリをWindowsPhone(実際はWindows9以降になる)上やWindowsPC上で動かすと言う考え方はブラックベリーと同様のアプローチです。
マイクロソフトのWindowsPhoneは思ったほど市場シェアが取れていません。(欧州の一部では二桁の市場シェアですが)その理由の一つはアプリの数が圧倒的に少ない(WindowsPhone用アプリは20万本、一方IOSやアンドロイド用アプリは百万本)点にあります。そこでグーグルプレイでは無くノキアやアマゾンのアップストア、Windows Phone Store、を使うと言う戦略が出て来ます。
しかしこんなことをすればWindowsPhone用のアプリは誰も開発しなくなり、またアプリに十分な性能が出るかどうか疑問です。これは王道とは違う気がします。
それにしても実際、実現するのでしょうか?
<出所:テッククランチ>
<出所:バージ>
★★ Could Android apps save Windows Phone?
★★ Strange bedfellows: Microsoft could bring Android apps to Windows
★★ Nokia Releasing First Android Phone