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テレビのデジタル化がドライビングフォースとなり、全ての情報メディアが一旦、収縮する時代の羅針盤

メッセージアプリの破壊力、LINEQ&Aはヤフー知恵袋とOKWAVEを衰退させるのか?

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2013年12月初に公開したLINEQ&Aが回答率99%と報じられるなどカジュアルなQ&Aコミュニティとして人気が出ています。Q&Aコミュニティは大きくはソーシャルメディアの一部と考えられます。しかし90年代のASKME以来、クラウドソーシングの走りとなるなど一つの独自領域を確立しており、この点ソーシャルゲームに近いサービスです。

さてスマート革命(モノのインターネット、ポストパソコン時代)が進む中でQ&AコミュニティやQ&Aサービスも大きく変化し始めた感があります。パソコン時代を国内で独自に切り開いたOKWAVEなどは、自室に籠ったお宅型の質問者にお宅型の回答者が答える、その結果、沢山の文字で説明するパソコン型サービスでした。その結果、質問と回答の間に時差があっても構わないサービスとしての特長を持っていました。当然、一定の経験や知識、文書表現力が求められるハードル=敷居の高さがありました。

一方「カジュアルなQ&Aコミュニティ」を唄っているLINEQ&Aは、道を歩きながらふと眼には行ったレストランの「どの料理が美味しいか」みたいなリアルタイム質問、ながら質問に向いています。「明日のデートの服装どうしよう、どうしよう」みたいなのりで雑談風にリアルな回答が来るのが特徴となっています。

ポストパソコン時代のライフスタイルの変化を考えれば、LINEQ&Aは面白そうです。匿名回答が可能なので面白しろそうです。(LINE Q専用IDを隠して匿名で投稿することも可能)これまで国内のQ&Aサービスを二分して来たヤフー知恵袋とOKWAVEとは当面、メールとチャットの違いのような棲み分けが出来、当然、LINEQ&Aが成長する方向に進むのでしょう。これでヤフー知恵袋とOKWAVEの広告売り上げが今後どうなるかが注目点ですが。

まあ敢えて言えばLINEQ&Aサービスに関わらずLINEの様々なサービスは「LINEはプライベートが原則」なため、外から見えにくく、その為話題になりにくいと言う点で損をしています。

 

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 <出所:テッククランチ>

 

★★スマホ時代のQ&Aサービスでガチンコ勝負、LINEとnanapiが相次いでアプリ投入

★★ なぜLINEのQ&Aアプリ「LINE Q」は回答率99%なのか

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