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幕末・明治・iModeは遠くなりにけり、ウエアラブルに対する認識は到底、米国に及ばない日本(MM総研調査)

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 日本は相変わらず変化の胎動が弱い国ですね。MM総研がウエアラブルに対する調査結果を発表しています。米ウエアラブルを知っている人々が、米国(83.4%)なのに日本はたった27.9%だそうです。一時ガラパゴスでお馴染みのiModeで世界をリードしていた日本ですが、グローバルな動きにはスピード感覚がついていかないようです。iModeのような国内の流儀でないと新しいものは生み出せないと言うことなのでしょうか?全日本では勝てても世界選手権では滅法弱い気がします。

面白いのはウエアラブルに期待する人々が日本ではソニーを挙げているのに対して米国ではサムスンに対する期待の方が大きい点でしょう。両国ともグーグルとアップルは定番メンバーですが。そのソニーですらPS4の販売を2013年のクリスマスは日本パッシングするほど日米の市場差がついています。(火縄銃しか買わない)保守的な日本市場と(PS4と言う新兵器、いわば連発銃を買う)革新的な米国市場に素直に対応しています。ウエアラブルではソニーのスマートウオッチの認識の差(知っている人々の割合)は日本37.1% 、米国70.2%です。

これを見ればチョンマゲ維持の日本、散切り頭支持の米国と言う気がします。坂本龍馬や板垣退助らが活躍した150年前の幕末や明治の革新的気風、iModeの気風はこの国には残っていないのでしょうか?

 グーグルグラスにすら認識の弱い日本は、鉄砲時代の騎馬隊や戊辰戦争時の連発銃に対する火縄銃で十分と思っている様子

 

<出所:MM総研調査>

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