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テレビのデジタル化がドライビングフォースとなり、全ての情報メディアが一旦、収縮する時代の羅針盤

スマート革命で進化するスマートテレビ、最早、米国でクラウド録画は常識、全録などのDVRを買う時代は終わった!!

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<序文>

 2013年秋から2014年にかけてアップルテレビの本格版やスマートテレビとして実質的に最も使われているXboxやプレーステーションの後継機(Xbox OnePS4)が登場します。またグーグルからはクロームキャストが登場して大きな衝撃を与えています。

 

その一方で2010年秋のグーグルTV登場時に欠如していたオーバーザトップTVサービス、特にインターネットCATVの試み(コンテンツ充実の試み)が風雲急を告げています。インテルが2013年内にサービス開始、アップルやソニー、グーグルなどもウオールストリートジャーナル紙などがその動向を盛んに取り上げています。

 

その中でインテルやCATVのコムキャストなどは録画のクラウド化=DVRいらずのサービスをぶち上げています。そうなれば日本が得意な全録などのDVRは前時代の遺物として売れなくなるでしょう。(インターネットCATVのサービスは基本その方向=録画のクラウド化です)

 

操作性を改善し、コンテンツを充実させ、クラウド録画まで実施する新たなスマートテレビの波は成功するでしょうか?

 

 

★★ Rumor: Intel to Brand New Media Service 'OnCue'

 

★★ Intel Media acquisitions: These are the guys working on Intel’s TV service

 

★★Comcast's new set-top box moves DVR to the cloud

 

         
       
                       
               

 

  <出所:インテル、ギガオム>


<インターネットCATVとクラウド録画>

 インターネットでCATVのサービスを実施するインテルのケース(仮称New Media Service 'OnCue'では、ライブ放送後3日程度、見逃し放送(一種の全録型クラウド録画です)が提供される見込みです。インターネットにライブ放送を載せる場合は、今後これが当たり前の一種の標準系になると考えられます。

 

従がってインターネットCATVを志向するソニー、アップル、グーグルも当然、この方向と考えて間違いないでしょう。

 

<CATVのコムキャストのクラウド録画>

 2013年の6月のCATV関係のカンファレンスにおいて全米最大のCATVであるコムキャストのブライアン・ロバーツ会長は、新しいセットトップボックスのX2を発表しています。在庫の評価損リスクを押さえる為もあり、新しいセットトップボックスは録画機能を持たず、見逃しニーズはクラウド録画からサービスされます。ローカルにデイスクを持たない結果、大きさは約3分の一に縮小しました。

 

<録画機に生き残る道は無いのか?>

 

 全録などの録画機が生き残る道は自らが「ホームクラウドサービス」に転換するしかありません。判り易く申し上げればロケーションフリーのサービスを行えば良いと言うことになります。

 

既に米国の録画機Tivoは、ロケーションフリーのサービス機能とスマートテレビ機能を持った録画機を発表しています。アップルTVやグーグルのクロームキャストへの対抗製品と言われています。

 

日本は例のアライブ(ARIB=一般社団法人 電波産業会)が煩い為、国内の大手家電はロケーションフリーのサービスの録画機は出せません。スリングボックスのような輸入品かソフトバンクのような脱アライブの企業が製品を出しています。

 

スマートテレビを実施するエコシステムが整う中、パナソニックのスマートテレビのCM拒否なども含め、またぞろ日本のテレビ関連業界の徳川幕府的対応が目立ち始めています。既に20117月の地デジの実施=明治維新が終わったのに廃藩置県や廃刀令の実施には反対と言うことなのでしょうか?いずれにしても録画機も従来の録画機のままでは消えてしまう運命にありそうです。

                         

         
       
                       
               

 

 

 

★★ TiVo's Roamio Takes On Chromecast, Apple TV With New Features

 

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