スマート革命と電子書籍の原点、伝統と革新のコントラスト、大妻女子大は創立者理念の電子書籍などを学生、父兄に無料配布!!
<序文>
先日日本ナレッジマネージメント学会(KMSJ)の来年度の役員人事のお願に大妻女子大理事長の花村様の処に学会の理事長代行と共に伺いました。その時驚いたのが花村理事長は「大学創立者の理念」の普及為に自ら電子書籍を執筆され、入学式などで学生だけでは無く父兄にも紹介講演をされた後、電子書籍を無料配布されている点です。スマートフォンで関係者は何時でも読めると言う訳です。
「私立大学の競争力は創立理念の普及が一番だ」「如何に安く簡単に創立理念を父兄も含めて普及するかの手段を電子書籍に求めた」というのが目的です。
伝統とスマート革命による革新のコントラストも魅力です。
また花村さまは銀行系大手総合研修所の所長時代、日本ナレッジマネジメント学会の創設者の御一人であり、ナレッジマネジメントの理論を使って、そちらの方面でも学生に対する講義「働く女性のための〈リーダーシップ〉講義」を電子書籍化されました。これも学生に配布されるそうです。(尚、こちらは紙版も今月末販売されます)
経歴に1957年大手有名国立大学卒業とありますので花村様の年齢を考えますと凄く革新的な事であり、スマート革命を背景とした知識管理に対する積極的な姿勢は並々ならぬものを感じた次第です。
学園創立者の理念を説明する二冊の伝書書籍内の一冊
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<出所:アマゾン>
新刊の・・・・・
働く女性のための〈リーダーシップ〉講義
<出所:三和書籍>
<高過ぎる生産性、高い失業、これが電子書籍の原点>
この大妻女子大の事例は電子書籍の原点である「高過ぎる生産性」を示しています。電子書籍の出版の為の一定のコストを支払えば、後は極端に言えば無料、や無料に近い価格で多くの生活者に書籍を届ける事が出来るからです。
スマート革命が促進する「高過ぎる生産性の悲劇」(機械との競争)の中でアマゾンや映画のネットフリックスなどのネット販売、ネットサービスが充実し、米国では書店のボーダースや家電量販店のサーキットシティ、DVDレンタルのブロックバスターなどが倒産しています。そして「高生産性のもたらす」高い失業率にオバマ政権は悩んでいます。O2Oなど焼け石に水と言う議論は良く聞きます。(O2O<ショールーミング)
大妻女子大の取り組みは、スマート革命の原点、電子書籍の原点を思い出させてくれました。