スマート革命と幕末対応、民放テレビ局各局がパナソニックのスマートテレビのCMを拒否する守旧の愚かさ
<序文>
日経新聞にも掲載されましたが、パナソニックの新型スマートテレビのテレビCMが民間放送各社に放映拒否されているそうです。(但し、パナソニックはノーコメント)日経だけではなく共同通信も伝えています。
2013年四月発売のスマートビエラは最初の画面に放送番組とインターネットのサイトなどが一緒に表示されます。画面を付けると下と右にインターネット動画が並んで表示されます。そしてインターネット動画に視聴者は簡単にアクセスできます。リモコンから音声操作や個人の顔認証、スワイプ操作ができます。
ビエラの音声操作 (動画は画面の右上に)
これは電波協会(アライブ)の技術ルールに違反するそうです。そこで電波協会に属する民放各社は異例のパナソニック、テレビCM拒否に踏み切ったと言う訳です。
スマート革命(モノのインターネット)の時代にテレビのデジタル化の本質を拒否し、スペンサー銃やミネー銃(スマートテレビ)では無く、未だに火縄銃(デジタルの仮面を被ったアナログテレビ)をデジタルテレビと考える電波協会参加各社の神経も凄いですね。
なるほどマイクロソフトなど米国のネット各社が日本に嫌気がさし、日本パッシングを実施するのも良く判ります。一度、馬関戦争を火縄銃で戦ってみるのも面白そうです。
★★新型テレビ巡りパナソニックのCM放映拒否 民放各局
<出所:【共同通信】http://www.47news.jp>
<総務省の指導の問題か?>
日本の放送業界は相変わらず護送船団方式ですから電波協会の対応は、総務省にも責任があると思います。これは明らかにアベノミクスの足を引っ張る行為だと思うのですが。
どうやら日本のスマートテレビは、放送中心の火縄銃の改良型と言うのが総務省や電波協会のお考えのようです。
スマート家電においてクーラーの電源オンオフの問題を曲がりなりにも経済産業省が比較的早く解決したのと比べて総務省はスピードが遅いですね。
誰か参議院選挙でこの問題取り上げないのかしら?