スマート革命と同性婚、同性婚支持のプライドパレードの先頭に立つマークCEOらフェースブック社員700人、グーグル社員1400人の迫力
<序文>
フェースブックとグーグルの社員がゲイやレスビアンによる同性婚を支持するプライドパレード(Lesbian Gay Bisexual Transgender Pride Celebration)の先頭に立って参加しています。取り分けフェースブックのマーク・ザッカーバーグCEOは、社員にお揃いのTシャツを配布し、自ら先頭に立ってサンフランシスコのパレードに参加しています。
ゲーム企業のEA(エレクトロニックアーツ)やアプリのアバー(白タクのアプリ)などの企業、そしてスクエアのCEOジャック・ド―シーさんも参加しています。これは明らかにシリコインバレーのお祭りですね。
米国の最高裁で同性婚の禁止は違憲と言う判決が出たので米国では同性婚は一挙に普及しそうです。
スマート革命(モノのインターネット)時代の到来は社会変革を加速しますが、スマート革命と同性婚の広がりは何故深い関係があるのでしょうか?
日本ではやっとインターネット選挙が解禁され、若者は投票するのかなど視野の狭い議論ばかりが行われています。スマート革命は日本でも同性婚の普及を加速するのでしょうか?またこの動きに追随できないと日本のICT業界は再び後れを取るのでしょうか。
まずはウオールストリートジャーナル紙からです。
★★ Mark Zuckerberg Leads 700 Facebook Employees in SF Gay Pride
★★Mark Zuckerberg ‘Likes’ SF LGBT Pride As Tech Companies Publicly CelebrateEqual Rights
★★ 米最高裁、同性婚禁止の連邦法は「違憲」
★★ 米最高裁、同性婚差し止め認めず カリフォルニア州
★★Facebook Presence At San Francisco Pride Parade Includes Mark Zuckerberg, Brendon Ayanbadejo
以下はプライドのWebサイト
Lesbian Gay Bisexual Transgender Pride
<出所:allfacebook>
グーグルの皆さん
<出所:テッククランチ>
<同性婚は創造性、多様性社会の象徴>
スマート革命(ICT革命)は集団的な同質性が求められたモノ支配論理の工業社会に代わって個の自律と創造性の発揮が求められる創造の経済をもたらし始めています。その為のキーワードは「多様性と個の持つ才能の発揮」と言う事になります。米国では黒人のオバマ大統領の君臨自体がそれを象徴しています。また彼は繰り返し「(大手の企業の中で眠り込まされた)米国人の持つ才能の発揮と多様性」の重要性を強調しています。
個の自律=ノマッド化と多様性は様々なアイデアが湧きあがる創造の経済の必須条件と考えられています。同性婚は知識社会や創造の経済を支える多様性の象徴であると考えられています。創造の経済は個人が自由な自己表現が出来る経験経済を支えています。
「モノ支配論理」を越えて「サービス支配論理」をもたらす創造的なソフトウエアは、多様性を元にした創造性から生まれます。だからシリコンバレーの各社はこぞって同性婚を支持します。そうでないと優秀なエンジニアが集まらない(偏差値型のハーバード大では来ても創造的なハッカーは来ない)、クールでは無く、これは採用に大きく響くと言う訳です。
日本のANAなど航空会社では海外の社員の同性婚を社内のイントラネットで祝福しています。果たして日本の家電メーカーやネットベンチャーの対応はどうでしょうか?