スマート革命とスタンプ、フェースブックの企業スタンプ登場、新たなゲーミフィケーション、擬人化の開始か!!
<序文>
フェースブックのメッセージサービスにスマートフォンアプリ用のスタンプが登場しています。そして今回企業が提供する無料スタンプ(今回は企業もフェースブックに支払いをしていない)が登場しています。ユニバーサルが配給する映画「Despicable Me 2.」のプロモーション用です。将来は企業がフェースブックに一種のCM代金を支払う事になる実験と考えられます。(既に日本のLINEでは月額150万の企業アカウントには自由に企業スタンプを作る権限が与えられていますが)
映画のプロモーションですが、これはフェースブックや米国の文脈(コンテキスト)で考えるとゲーミフィケーションや擬人化の流れの進化系と言う事になると思われます。これによりフェースブック上で新たな物語が語られると言う発想です。
日本発、韓国企業制作のLINEが生み出したスタンプですが、米国発のゲーミフィケーションに新たな物語感覚を提供し始めています。
Despicable Me 2 (映画「Despicable Me 2.」ビデオクリップ)
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★★Would You Pay Facebook for Branded Stickers?
<出所:http://sproutsocial.com>
<国内の発想と異なる進化をするだろう> ゲーミフィケーションと擬人化
国内のLINEのスタンプは「気持ちを表すメッセージ」(一種の以心伝心)としてスタンプを採用して成功しています。一方米国の場合には2008年の大統領選挙やバレンタインデーなどでは、参加者がIMや投稿などで絵や写真をお互いに送り合い、企業もそれに参加して一定の成功を収めています。例えばゴデイバのチョコレートやベンエンドジェリーのアイスクリームの絵や写真、デルのパソコンの絵や写真が無料で提供され、多くのフェースブック参加者の間で交換された過去が有ります。(数百万単位)ニューヨークタイムス紙は米国大統領選挙当日オバマ氏の似顔絵を提供しました。但し、これはパソコンとブラウザー時代の話です。これらは仮想商品や仮想ギフトのマーケティング活用ですが、典型的なゲーミフィケーションです。
この仮想社会サービスのセカンドライフやフォースクエア、フェースブックのソーシャルゲームなどから始まったゲーミフィケーションの流れがスマートフォンやタブレットなどスマート革命の時代になってスタンプ=新たなゲーミフィケーションとして成長を始めたかに見えます。アイスクリームやチョコレートに感情が入って生き生きとして来る感覚は米国では、ゲーミフィケーションケーションに加えて、ソーシャルロボットと呼ばれる視点でも理解されています。スマートデバイスなどのモノが擬人化され人の友達としてたち現れる訳ですね。それと同じでメッセージやキャラクターが擬人化され始めています。
この用に考えればPathやバイバー、フェースブックなどで採用された米国流のスタンプは、国内のモノよりも洗練された、異なる発展を遂げる可能性が高いと思われます。また面白くなってきました。
1、2008年にフェースブック参加者の間で交換されたゴデイバのチョコレートの絵と写真(仮想商品、仮想ギフト)
2、フォードのスポークスパペット、ダグのページ(キャラクターが主役の企業ページ)
これらの蓄積の上にスマートデバイス上で新たなスタンプが加わる構図