Since 2001, Apple Inc. has named its Macintosh computer operating systems after big cats: Cheetah, Puma, Jaguar, Panther, Tiger, Leopard, Snow Leopard, Lion and Mountain Lion.
<出所:Readwriteweb>
<序文>
2013年のアップルによるWWDCの特長はスマートデバイスを支えるIOSの大幅改定でした。スマートデバイスとしてはマックブックエアーやマックプロの新製品の話が延々と続きましたが、皆「おや?」と思ったのは、伝統あるマックOSXからライオンなど猫科動物の名前が消えた点でした。
2001年以来、マックのOSXにはチーターとかピューマ、パンサー、ライオンなど(Cheetah, Puma, Jaguar, Panther, Tiger, Leopard, Snow Leopard, Lion and Mountain Lion. )の猫科動物の名前が付けられていました。
しかし今回はちょっと味気ない「マベリック」と言う名称です。名前がちょっと味気ない、味気ないと言う批判もでています
アップルは何故伝統あるマックOSXからキャットの名前を外したのかと米国のテックブログの一部は疑問を呈しています。しかしその背景には深い意味がありそうです。
★★Why Oh Why Did Apple Abandon Cat Names For OS X
アップルのOSXは歴代猫の名前が付いている!!
Since 2001, Apple Inc. has named its Macintosh computer operating systems after big cats: Cheetah, Puma, Jaguar, Panther, Tiger, Leopard, Snow Leopard, Lion and Mountain Lion.
<出所:Readwriteweb>
<名前がもたらす機器やプラットフォームへの愛着の意味>
さてちょっと古い話ですが第二次世界大戦でゼロ戦の好敵手だった米軍のグラマンには全て猫の名前が付いていました。ワイルドキャット、ヘルキャット、ベアキャットなどです。
このように動物の名前を付けると愛称として機器が擬人化されます。機器に対して愛着が湧く訳ですね。
同じようにグーグルのアンドロイドOSにはジンジャーブレッドとかジェリービーンとかアイスクリームサンドイッチなどのお菓子の名前が付けられています。
さてスマートデバイスが喋ったり、ジェスチャーを理解する時代には、機器が擬人化する事により、操作する側に愛着が湧きます。スマートテレビなどインターネットとスマートデバイスが社会に定着すると言う視点からは、愛称などの擬人化アプローチは、非常に重要な点だと思われます。アップルはその点を十分わかっています。
<祖国米国での生産、カリフォルニアへの愛着>
アップルのOS Xの新しい名前であるマベリックはカリフォルニアのサーフィンを楽しむ海岸の名前だそうです。(と言う事は次期OS Xの名称はペブルビーチになるとか?)
またマック生産の一部を米国内に回帰させると言う方針をCEOテイム・クック氏がWWDCでも発表しています。
そしてアップルは昨年末のスコット・フォーストール氏退任後、デザインチーム、IOSチーム、OS Xを一体化し、特にIOSの開発に関しては、OS Xからかなりの応援が送られたと言われています。フォーストール氏に変わる新しい開発リーダーはクレイグ・フェディンギ氏です。新名称の発表は彼が行いました。
そうなれば新名称マベリックは、米国の国内向け、アップルの社内向けと言う色彩が強いように思われます。まあアップルの社内も相当ごたごたしましたから。おまけに外から「アップルはもうダメになったのか」と言う批判も一杯あるし。
「アップルは色々批判されているけれども変わらなければならない」「このカリフォルニアのアメリカで創造的な仕事をしているのがアップルだ」「皆そうだよね」と社員と開発者に訴えていると言う構造ですね。
ちょっと愛国的ですが良く考えていますね。