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テレビのデジタル化がドライビングフォースとなり、全ての情報メディアが一旦、収縮する時代の羅針盤

スマート機器は現代のピノキオ、人と仲の良い友達になるのか!!?

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<序論>

 2011年もあと少しですが、筆者が今年色々主張し続けていたコンセプトの一つが「スマートテレビ」「スマートカー」「スマートフォン」など「スマート機器」の話でした。これを企業クラウドとは全く目線が異なる消費者クラウド時代の一般的なユーザーインターフェースと説明していた訳ですが。

 

しかし一般にスマート機器と言っても判りにくいので比喩に「機器がスピリッツを持っており、人と友達になる」と説明していました。

 

背景のコンセプトはMITのシャリー・タークルの著書「アローン・トウギャザー(一人ぼっちの二人)」に出てくる「ソーシャルロボット」なのですが、これが又、説明しにくい。

 

具体的に申し上げればアップルのiPhone4Sの音声認識の仕組み」「シリ」やマイクロソフトのゼスチャー認識の「キネクト」、ボーカロイドの「初音ミク」のようなユーザーインターフェースの事を意味します。

 

シャリー・タークルの言うとおり、コンピューターの使い方=機器が「知性」の上に「ソーシャル要素=社会性」を持つ時代になったと言うことですね。

 

こう言った現代のピノキオ達との会話をイメージするのは米国は得意です。

そこでアップルが2012年に出ると言われるスマートテレビに実装すると見られている音声認識の「シリ」からスマート機器をイメージしてみました。

 

<ドラマ「ナイトライダー」に見るスマート機器のインターフェース>

 

 日本でもテレビ朝日が1980年代に盛んに放送していた人気米国ドラマに「ナイトライダー」があります。私立探偵のマイケルと彼の愛車のキット=スマートカーが大活躍して悪人を退治します。マイケルとキット(トランザムのスマートカー)の会話はほんとにソーシャルであり、とっても人工知能との会話とは思えません。

 

 消費者クラウドに繋がるクラウド機器は「サービス支配論理」と「アップス」により須らくスマート機器に発展すると考えられます。現代のピノキオであるスマート機器と人の友達関係は今後どう発展するのか楽しみです。

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< 出所:ナイトライダー愛好者ブログより>

http://www.youtube.com/watch?v=Zckd6g-y8mA&feature=player_embedded

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 以下はアップルの「シリ」でドラマ「ナイトライダー」を実際に行った映像。「シリ」の音声コマンドで自動車のエンジンをかけてそれを停止するだけですが、イメージは同じですね。

 

http://www.youtube.com/watch?v=aPCpqXyFA8U&feature=player_embedded#!

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