ミクシィと提携したフェースブックの提携は長崎の出島から始まり、タイの日本人町として発展するだろう
<序文>
戦国の昔、日本には堺や博多と言う町衆が支配する世界に開かれた自治都市があり、タイの国王から気に入られた山田長政はタイに日本人町を気づき上げました。ネットの世界では何故かソフトバンクの担いだマイスペースも文化の壁を超えられず、世界の出窓が中々出来ませんでした。結局、ミクシィ型の日本の神道のような土着文化(ガラ携文化)が支配的だった訳ですね。それをまず多少なりとも乗り越えたのは仮想社会サービスと大騒ぎされたセカンドライフでした。その勝因は最盛期約2万人とも3万人とも言われたセカンドライフ内日本人町の存在でした。その勢いは文化の要素が少ないツイッターに引き継がれ、ツイッターには1千万人を超えた日本人町が出来、そして今映画「ソーシャルネットワーク」の登場と共に国内でフェースブックが台頭しようとしています。ミクシィと提携したフェースブックの提携はフェースブックに日本人町、まずは長崎の出島のような風穴を開けると思います。
★★Facebookがmixiと連携 投稿を「ボイス」に反映
<ミクシィボイスに流れ込むフェースブックの呟き>
フェースブックとミクシィの提携は一見、先日のツイッターとミクシィの提携と同じであり、10月末から「Facebookに投稿した内容を、「mixiボイス」に反映できる」と言った程度のものです。しかし既に国内で確立した段階でのツイッターとの提携とは異なり、フェースブックは国内では未確立のサービスです。そしてミクシィは一生懸命、ミクシィコネクトなど先進国であるフェースブックの文化を導入しようとしています。従って同じSNSのフェースブックとミクシィの提携はツイッターとの提携よりもミクシィ参加者にとってインパクトが大きいと考えられます。
従って筆者は現在、各方面から言われているツイッターからの流れと今回の提携で引き起こされるミクシィ参加者の海外旅行気分の活用で一挙にフェースブック内に長崎の出島、更には日本人町が立ち上がると見ています。
日本人町があれば多くのの参加者は「例え片言でも」海外の参加者と交流を試みます。
<ミクシィに開放感溢れるインパクトを与えて欲しい>
問題の一つはミクシィはガラ携と同じで基本姿勢が内向きであり、開放性が弱く、その為、ツイッターに負けるほど盛り上がりに欠けている点でした。
では何故フェースブックコネクトなどフェ-スブックを熱心に真似たミクシィでは、国内のツイッターのようなビジネスも含めた盛り上がりが欠けているのでしょうか?
それはミクシィの過去の歴史にあります。ミクシィは上場前のある時期、広告収益や有料のオフィシャルコミュニティを立ち上げるに当たって、それ以外のビジネス要素のあるプロフィールや書き込みをまるで新撰組の討ち入りのように、ことごとく「問答無用」に削除した過去があります。ある意味で「何の説明もしないでビジネスを含む問題書き込みを削除する」「ビッグブラザー」「情報監視社会」を作り上げた訳ですね。(これには当時の2チャンネラーの皆さんの攻撃もありましたが)
その結果、ミクシィは管理社会であり、「自由にビジネス展開するのは敷居が高い」と言ったか過去の記憶がインターネット参加者の潜在意識に植え付けられています。
筆者は「独立同時の自由溢れるアメリカ」のようなフェースブックとの参加者の交流が「古い欧州イメージ」に溢れるミクシィを開放的なイメージに向かわせるのではないかと考えています。そうなれば国内には開放的なツイッター、開放的なフェースブック、そして自由なミクシィが揃い踏みする訳ですね。
<フェースブックの日本人町に期待する>
長崎の出島のようなフェースブックの日本町が人口2百万人程で立ち上がろうとしています。そしてそれはミクシィ提携の結果、もっともっと大きくなり、戦国時代に出来た東南アジアの日本人街=租界へと成長していくでしょう。その結果、ミクシィが鎖国前の開かれた堺や博多へと変化してくれることを筆者は切に願っています。
ご存知のようにスマートテレビでは、日本は北米、欧州、韓国にすら既に置いて行かれています。これはさながら政府の進める自由貿易協定の締結の遅れのインターネット版のようです。日本はインターネット時代であるにもかかわらず、明治維新以来始めて歴史の趨勢に乗り遅れ始めています。だから筆者はフェースブックの日本人町の成長に期待しています。
フェースブックの日本人町やツイッタの日本街がもっと発展し、海外との交流が盛んになることを望みます。そうなればグーグルテレビなどの欧米の情報はフェースブック経由で直ぐに国内に流れ込んでくるでしょう。日本のインターネットをもっとグローバルに開放しよう!!