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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

感謝祭かぁ~。羽田フライト提案でなんとか来日、ER/Studio製品責任者

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先週米国で、データモデリングツールの新バージョン「ER/Stduio XE」が発表されました。DelphiをはじめとするRAD Studio系の製品は、ボーランド時代からのローカライズプロセスを効率化していくことで、現在では英独仏日4ヶ国語を同時にリリースできるようになっていますが、ER/Studioはまだそこまで進んでおらず、日本語版は約1ヶ月遅れでのリリースとなります。とはいえ、エンバカデロがボーランドの開発ツール部門CodeGearと合併して現在の体制になるまでは、半年ぐらいの時間差は当たり前で、当然途中のマイナーリリースもスキップしていたので、それと比較すると大きな進歩です。

ところで、発表に時間差があると、米国での発表から続くツアーが一段落したところで、その米国のスピーカーを日本に招くことができるという別のメリットがあります。同時発表だと、どうしてもメインのスピーカーを本国に取られてしまいますからね。

ということで、ER/Studioについては、その製品責任者を務めるJason Tiretだろうと、11月末の来日を打診してみました。概ねOKだったのですが、唯一その前の週後半にある感謝祭(Thanksgiving)がネックになりました。感謝祭からその週末にかけて、米国のスタッフはたいてい休暇を取って家族と過ごします。しかし、11月30日ぐらいに日本にいるためには、日曜日の28日に出発しなければなりません。

「月曜出発ではだめかな」

うーん、日付変更線をまたぐから結局日本到着が火曜日。そうすると水、木、金だけしか活動できません。日本に招いたのなら、中国や韓国など近隣の国のスタッフと連携して、うまくツアーを組みたいところ。でも、3日じゃねぇ。

そこで、最近オープンした羽田国際線の時間割りを見てみました。サンフランシスコからだと、夕方6時頃に出発して、羽田に夜11時近くに着く便があります。これなら日曜日発でも午後3時ぐらいに家を出ればいいわけです。結局もうちょっと早い別便に決まりましたが、新しい選択肢ができたのはうれしい限りです。

ちなみに、羽田便は、日本側にとってもかなり便利で、これまでサンフランシスコ便といえば、向こうに朝着いて、到着日は特にすることなくボーっとしていて、睡魔と闘ってなきゃいけなかったのですが、これが夕方到着となり効率的。出発も午前0時ですから、仕事終わってから出張というのもアリです。

さて、そんな感じで決まったJason Tiretの来日ですが、11月30日にセミナーを実施することで確定。データモデリング全般のトレンドやER/Studioの新バージョン情報、ツールの活用法などを語ります。ということで、現在登録受付中。宣伝で終了ですが、あしからず。

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