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新年のあいさつ:10人より10回!

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明けましておめでとうございます。今年も細々でもブログを続けていきたいと思っています。

毎週火曜日に開くアークコミュニケーションズの全体会議。会議の終わりで私が2~3分の話をします。今年は、仕事始めの日とも重なり、何を話そうかとプレッシャーが。

***********全体会議の話から****************

新年最初の話は、アークコミュニケーションズの5つのバリューのひとつ
「10人より10回」の話をしたいと思います。

10人より10回
私たちは、10人から1回ずつ依頼をいただくより、1人から10回依頼をいただく仕事をします

ソニーが新商品を開発していた数十年前。とある経営者が技術陣を鼓舞するために、「お前ら、10人が一台ずつ買うんじゃなくて、一人の人が10台買いたいと思わせるそんな商品を開発してみろ!」と言った逸話にヒントを得ました。

同じ製品を10台買うのは比喩としては面白いですが、現実的でないですね。

私たちのビジネスに置き換えて考えると、私達のサービスを一回だけ沢山の人からご利用いただくより、繰り返し繰り返しご利用いただけるようなお客様との関係を構築できたら、そちらのほうが遥かに嬉しいことではありませんか?

ところで、「ラッキーパンチ」って言葉を知っていますか?
ボクシングでは実力値が下の選手が、幸運な(偶然の)一発のパンチで倒すことが出来た時、そのパンチをラッキーパンチと呼びます。

そこから転じて、自分の実力とは関係なく、タイミングの良さなどで、たまたま(偶然)実績が出ることをラッキーパンチと呼ばれます。

営業をしていると、たまたま売れることがあります。
そして、それがラッキーパンチに終わるのか、そうでないのかは2回目があるかどうかでわかります。そして、それが10回になるには、どうしたらよいのでしょうか?

ぜひ皆さん一人ひとりがそのことを考えて実践に移してほしいと思います。
お客様と直接接点がある営業や制作に注目しがちですが、10回依頼をいただくためには、すべての部署でお客様を直接・間接に、サポートしていないと成り立ちません。

お客様からの信頼を継続することは地道なことの積み重ねですが、信頼を失ったり満足度を下げることは、一瞬のことです。

もし、創業以来の顧客がすべて継続してアークに仕事を下さっていたら、どうでしょう、今の5倍くらいは売上が増えているのではありませんか笑

お客様から10回依頼をいただくためにはどうしたらよいのか?ぜひ一人一人がそのことを考え、プロフェッショナリティを磨き、2022年も素晴らしい年にいたしましょう。

今年もよろしくお願いします。

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アークのバリューである「10人より10回」はお陰様で、たくさんの方から共感いただいている。

だからこそ、私の心に残ったソニーの開発秘話に言及したいのだが、実は、この秘話の出元があやふやなのである。この話はまた別の機会に。

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