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翻訳・WEB・キャリアを極める?楽しく正しく新しい会社経営&オリンピックへの道?

自分がコントロールできることに集中して、状況を打破する

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私がこういう考えを身に着けるようになったのは、親の仕事で転校が多かったことと関係しているのかもしれない。この年になってわかること。転校したくないと子供に泣かれた両親の気持ちはいかほどだったか・・・そして両親だって、新しい地に適応するのは、実は柔軟性の高い子供より大変だったに違いない。

**********全体会議の話から*********************

スキーオリエンテーリングの石原選手が出場予定だった12月から始まる「学生のためのオリンピック」と言われるユニバーシアードの中止が決定されました。

そもそも2021年の1月に開催される予定だったユニバーシアードをコロナ禍、シーズンをまたいで、でも開催年は変わらないように工夫して12月に延期したのですが、オミクロンの脅威には勝てませんでした。

選手はもちろんのこと、指導者、サポーター、大会の運営者、地元の方々の落胆ぶりはいかほどかと察せられます。

さて、こういう時に私が思う事はいつも同じです。

自分がコントロールできない大きな不幸な出来事を嘆くより、
自分がコントロールできる目の前の事に集中することが大事。
それが状況の打破につながる

この大会のために全力を注いだ方の無念は計り知れませんが、新型株が感染拡大の気配を見せていることをいくら嘆いても、状況は変わりません。

人間は感情をもつ生き物なので、なかなか簡単に気持ちを切り替えることは難しいですが、状況が苦しいときには常にこの言葉、「自分がコントロールできる目の前の事に集中する」と唱えることにしています。

未曽有のコロナがやってきて、今迄の通りにいかないことはビジネスでも山ほどありました。その時に政府の緊急事態対応のまずさを恨んでみても建設的ではありません。

出社できないのなら、自宅の環境をどのように改善できるのか?
顧客と直接会うことがかなわないのなら、代わりに何が出来るのか?
実際に皆さん一人一人が様々な工夫してくださったので、一昨年は利益の落ち込みを最小限にすることができ、去年にいたっては過去最高益になりました。

さて、私たちのような小さな会社はこのような状況が劇的に変わるときは実はチャンスです。

市場シェア30%を占めるような大きな会社は市場そのものが縮小したら大きな打撃を受けます。例えば20%市場が縮小したら、元の売上を確保するには40%に近いシェアをとらなければいけません。30%から10%のシェアを伸ばすのは大変です。

しかし、私たちのような小さな会社、市場シェア0.1%に満たない会社であれば0.13%にシェアを伸ばせばもとの売上を確保できます。
私たちがコントロールできることに集中して行動を起こすことで市場そのもの縮小に打ち勝つ可能性が高いのです。

先週は、「新しく」という話をしました。
人類はもともと新しいことをしなかった人が生き残っているのですが、環境が変わると、否が応でも環境に適応するために「新しいこと」をしなければならないことがあります。

ぜひこういう外からの変化というきっかけも上手に捕まえて、新しいことをして、目の前の不利な状況を打破したいものですね。

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アークコミュニケーションズスキーチームの壮行会を12/6(月)20:00からオンラインで行う。来週からスイスに行くつもりだった石原選手に気持ちを切り替えてもらい、次の大会の準備をしてもらいたい。既にアメリカ入りしてる平昌オリンピックに出場したフリースキースロープスタイルの山本泰成選手には、時差に負けずに早起きして参加してもらわねば笑

壮行会のご案内はこちらhttps://forms.gle/tNxfcebmNJ2KoPm8A

こういう逆境の時こそ、ぜひ、応援してください。

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