低い木になった実をもぐ
タイトルは私の好きな言葉でよく言うのだが、そもそもこれって誰が言ったのだろう?とググっても出てこない。
そうか、これって英語表現の和訳だなと気が付き、オリジナルが私だとも気がついた(笑)
たいそう間抜けな話である。
****************全体会議の話***********************************
先週に続き、昨年末のマネージャー合宿情報のシェアです。
会議では
・MBTIを使ったチームビルディング
・ミッション、ビジョン、バリューステートメントの精査と浸透について
・新規投資案件のブレーンストーミング
を行いました。
今日は、なぜ新規投資案件のブレーンストーミングを行ったのか、お話しします。
low hanging fruit
という言葉をご存じですか?直訳すれば、「低い所にぶら下がった果実」のことで、努力少ないのに得られる成果が大きいものの例えです。
定訳はないようで、私はこれを格言っぽく、「低い木になった実をもぐ」とよく言っています。(今考えると、低い枝になった実をもぐ、のほうがよいですね)
柿をもぐのに、低い枝になった実と高い枝になっている実のどちらを選びますか?
同じ10個の実をもぐなら、はしごを使って登るより、地面から手を伸ばして届く実に手をだしたほうが、効率よいですよね?
ビジネスにおいて手間はお金。少ないお金で成果を得ることが利益につながります。
私は今までアークコミュニケーションズをlow hanging fruitを意識しながら率いてきたつもりですし、これからもそれを大事にしたいと思っています。よく私が『成果に集中して努力して』というのはそう言う意味もあります。
さて、2020年に向かって売上10億円の目標を達成するには、この「低い枝になった実をもぐ」方式で十分達成出来ると思っているのですが、2020年以降も継続的に成長していくためには、そろそろ高い枝になった実をもぎにいくことも重要だと思っています。
なぜか?
それは高い枝になった実のほうが、実をもぎに行こうとしている人との競争が少なく、おいしい実が残っている可能性が高いからです。
ブルーオーシャンである可能性が高いからです。(ブルーオーシャン戦略についてはまたの機会に話しましょう)
この高い枝になった実をもぐためにはいくつか覚悟しなければいけないことがあります。
・高い枝に本当にたどり着くのか
このはしごで届くだろう、とはしごをかけてみたら、もっと遠くに実がなっていた、ということもあるでしょう。地面からでは遠くの距離を正確に把握できず、目測を誤る危険性大です。
柿にちゃんと手が届くように、綿密に準備をする必要がありそうですね。
・高い枝になった実は本当においしいのか?
何せ高いところになった実ですから、よく見えず、これが本当においしいのか、つまり意義があるのかということを見誤る可能性もあります。
登ってみたら、あっ、虫が食っている!ということもあるでしょう。
そうなっても 近くになっている他のおいしい実を探す貪欲さが必要ですね。
さて、なぜこのタイミングで高い枝になった実をもぎに行く努力をするのか?
それはアークの業績が好調で、ビジネスパーソンとして、皆さんの地力がついているからです。
高い枝になった実をもぐのは、エネルギーがかかりますし、リスクも大きい。
それだけの投資をするだけのキャパシティと覚悟が必要です。
ありがたいことに、アークコミュニケーションズにはそれを行うだけの力がついてきました。
マネージャー合宿では、アークコミュニケーションズにまずどんな可能性があるのか話し合いました。
そしてこれから、その各々の可能性(実)が高い枝になっているのか低い枝になっているのかを認識し、そしてその実は、リスクをどれくらい犯しても取りたいものなのかも考え、進めて行きたいと思います。
何せ高い枝になった実は、そうそう簡単にもげません。
低い枝になった実は当然のようにもぎ続けますので、みなさんよろしくお願いいたします。
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今年は月に8回ブログを更新したい、と宣言したもの、う~ん11日でまだ2回・・・