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小1男子登校拒否回避は、うそも方便?それとも、うそつきは泥棒の始まり?

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小1の息子は未だ一人で学校へ登校しない。もっとも、4月は手をつないで校門までつきそったが、今は友達に会わないところまでしか一緒に登校しない。かくのごとし男子のプライドは高い(笑)

さて、先日、いつものように息子と家を出たら・・・ピアニカを忘れたことに気がついた。忘れ物をしても取りに帰らないというのが息子の小学校のルールである。防犯上の理由らしいが、その代わり親が忘れ物を届けるのはOKなのだ。
仕方がないので、私が取りに帰って忘れものを届けることにして、息子を一人で学校に行かせることにした。(しめしめ、これで一人で学校に行くようになるかも?)


家に帰って時間割をチェックしたら、息子が体操着も忘れていたことに気がついた(爆)今まで、私が持ち物チェックをしていた(正しく言えば私が息子のために行く準備をしていた)のだが、珍しく自分一人で準備していると思ったら、こんなもんである。

さて、学校に向かって歩いていたら、向こうから見慣れた服の男の子がものすごい勢いで走って来る。それも、わんわん泣きながら。「どうしたの?学校へ行かなかったの?」と聞いたら、「門まで行ったけど、校帽忘れたから、学校入れなかった~~(涙)」
「校帽忘れたくらいどってことないよ」と私は慰めたが、息子のガラスの心は簡単に折れてしまったようだ。

「それじゃ、校帽を取りに帰ってから、一緒に学校へ行こう」
「今日は絶対学校へ行かない!(ぎゃん泣き)」

自慢ではないが、私は息子にかなり甘い。しかし、私が絶対、絶対、絶対、譲れないのは私が仕事へ行くことである。おまけに今日は朝一番でお客とアポだ。絶対遅刻したくない。

とにかく、息子の気を静めなければならないが、なかなか手ごわい。
うそも方便と思い、「お母さんが先生に『病院に連れて行くから遅刻します』って言うからいいでしょう?」と息子の前で学校に電話したら、泣きやんだ。(先生、ごめんなさい)

電話を聞いて、気を取り直した息子と、さぁ、家を出ようとすると・・・
「授業の途中で教室に入れないから、やっぱり今日は休む」とまた私が激怒するようなことを言い出す。

いや、怒っても状況は改善しないぞと冷静に考え・・・
「今日は朝の会がなくて全体朝礼の日じゃない。授業は8:50始まりだから、間に合うよ!」と明るく話して、家を出ることに成功した。

とぼとぼと通学路を歩いていた息子が、急に振り返り、
「病院は9時始まりなのに、8時50分につくのはおかしいよ!嘘がばれちゃう!やっぱり、帰る!」と言いだした。

こんな時に、なぜそんな矛盾に気がつくのか(笑)

「いや、だからさ、病院に行ったのは先生に診てもらうためではなく、薬を取りに行ったことにしたら、おかしくないよ」

所詮小1の男の子の頭なんて、こんな言葉で説得されてしまう。
しかし、ひとつの小さなウソは、次の小さなウソをうむものだ。。。。

さらに歩いていると・・・・

「あっ、さっき校門のところで、Aちゃんに会ったんだった。その時、忘れものしたから戻るって言っちゃった。嘘がばれちゃう。もう学校へ行けない~~!」

「いや、だからさ、薬を取りに行くのを忘れたってことでしょう!つじつまあうよ。」

なんだか完全犯罪をたくらむ共犯者の気持ちである。(いや、主犯と言うべきか)

そして、校門についたらまた私のほうを振り返る。今度は何かと思いきや、

「みんなに僕が泣いたの、ばれないかな?」

「ばれない、ばれない!涙もかわいているし、全然わからないよ。」

いえ、わかります。その顔は(笑)

しかし・・・やはり嘘つきは泥棒の始まりかもしれない。。。。

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