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『「好き嫌い」と経営』を読んで価値観を確認

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ハーバード・ビジネス・レビュー読者が選ぶベスト経営書2014の第2位にランクインしたのがこの本である。

その授賞式で初めて楠木先生にお目にかかったのだが、ついつい、経営者としてではなく、スポーツ支援をしている身として、楠木先生の身体にまず興味が行ってしまった(笑)のは大変不覚である。ジムに相当通われているのだろうなぁ、しかしこの筋肉の付き方は持久力系ではないのだろうなぁ、などと。(本の中でも当時マクドナルドの社長をなさっていた原田さんとはジムでの裸のつきあいだと書かれている)

というのも、その時点でこの本を読んでいなかったからである。事前に読んでいたら、色々お話しできたものを残念。。。

*****************全体会議での話*************************

アークコミュニケーションズの基本理念の説明の4回目です。今日は、本の紹介をしたいと思います。

東洋経済オンラインで楠木建教授(一橋大学大学院国際企業戦略研究科)が著名な経営者と対談したコンテンツを中心にまとめられたのがこの本です。

ひたすらひたすら、著名な経営者の好き嫌いを聞いている対談であることが興味深いところです。経営理論を学ぶというより、気軽に好きな経営者のインタビューを読めるところがみそです。最後の楠木さんのインタビューを読むと、なぜこういう企画をしたのか詳細が書いてあります。

なぜ楠木さんは好き嫌いにこだわるのか?

経営者は、仕事上でいろいろな判断や決断を迫られています。
ところが、その判断は、善悪を基準に出来るようなケースは少なく、むしろ一見どちらも正しいことのように思えるものから選らばなければいけないほうが多いと楠木さんは考えています。

どうしてそれを選択するのか、その価値基準の根底に「好き嫌いがある」と考えているのです。経営者が「直感で決めた」というのも実は「好き嫌い」がベースにあると考えているようです。

そして、その好き嫌いの価値基準こそが、その会社をその会社たらしめるもの、戦略や文化(社風)を作っているというわけです。だから、経営者の「好き嫌い」をひたすらひたすら聞きだしているわけですね。

ちなみに私の好きなことは、「好き嫌いを判断基準にしない」ということですので、是非覚えていてください(笑)

アークコミュニケーションズの基本理念の5番目。
私たちは、正しいことが何かを常に心に問いかけながら仕事を行います。

私の中での判断基準は好き嫌いではなく、正しいことなのです。でも、楠木さんがおっしゃるように正しいことが一義的に簡単に決まらないことが多いことをよく知っています。Aさんにとって正しいことが、Bさんにとって正しいことと違うこともあるでしょう。私も正しいことが何かわからず、迷うことがよくあります。でも、簡単でないからこそ、正しいことが何かを常に問いかけ続けなければいけないと思っています。安直に流されずに、物事の本質に向き合って判断する、そういう戒めも含んでいます。
誤解を恐れずに言えば、正しいことを探り当てた成果よりも、正しいことを探し判断を下したプロセスに意義があるとすら思っています。

面白い本ですので、興味のある方は読んでみてください。カフェテリアにおいておきます。

*****************全体会議での話*************************

先日、某スポーツ界の監督に「大里さん、何かお勧めの本ない?」と言われ、3冊ほどお勧めしたうちの一つでもある。経営論や戦術が書かれている本ではないので、むしろビジネス界以外のリーダーの方のほうが面白く読めるかと思い。

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