オルタナティブ・ブログ > マリコ駆ける! >

翻訳・WEB・キャリアを極める?楽しく正しく新しい会社経営&オリンピックへの道?

馬鹿にならなきゃ起業なんて出来ない!

»

東京大学の卒業生で外資系企業・機関の就業経験者が集まった「外資系銀杏会」なる同窓会が今年になって発足した。 その外資系銀杏会が主催した第一回Global Business Leaders Summitが昨日行われたのだが、大変盛況だった。100名を超える若手卒業生と150名を超える学生。 豪華パネリストたち。久々に快い刺激を受けた。

書きたいことはたくさんあるのだが、あえて一つに絞れば、 某パネラーが、起業について「馬鹿にならなきゃ起業なんて出来ない」と ジョークを飛ばしていたことだ。うまいこと言うなぁ。。。。 別のパネラーは、「ハーバードやスタンフォードの卒業生はどんどん起業するのに、 なぜ東大の卒業生はしないのか?」と挑発していた。 若くして起業した別のパネラーは「親を説得するためにパワーポイントで資料を作ってプレゼンしたけど、「どうして会社辞めてそんなことするの?」とやっぱり心配された。」と言っていた。

根っこは皆同じである。 東京大学卒業生にとって、あまたある選択肢の中から起業を選択するのは、 リスク対効果の観点からはこの日本の環境ではぺイしないからだ。

未来の計画を綿密に立てれば立てるほど、計算すればするほど、優良なる既存の組織に勤めたほうがリターンがよいことになってしまう。

裏を返せば、あまり深く考えなかった人々が起業しているのだ(笑)。それは好きという情熱だったり、世の中の役立つという使命感だったり、人の縁だったり。社長になりたい、起業はかっこよいかも?、というのもあるだろう。

成功者は起業の理由に素晴らしいお話をなさることも多いが、それって成功した 現在からみて、過去を作っているのではないかと思う。

私も30代で前の会社を一緒に作った時は、新入社員の給料を下回ることを知りながら会社を辞めたのだから、馬鹿でないと起業出来ないかも(笑) まぁ、「馬鹿にならなきゃ」というより「勢いでいかなきゃ」かな?

その「勢い」を、起業後も続けさせることが出来れば、意外になんとかなるものだ。と、しみじみ思う。自転車と同じで駆けていると転ばない。自転車操業ではないつもりだけど(^_-)-☆

Comment(1)