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ますます複雑化する開発製品の品質検証。エンジニアの皆さんに向けてAllion Labs, Inc.(アリオン)の島田が品質検証よもやま話をお届けします!

すべての道は中国へ

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  世界中から企業が中国に進出しています。日本企業も益々中国に合弁会社等を作り、中国本土にあるビジネスチャンスを掴もうとしています。その動きはあらゆる分野で起こっています。まさにどのビジネスも中国で新たなマーケットを見つけようとしているのです。

私が関わっている製品開発検証の分野も例外ではありません。当社アリオンは上海に続き、今週から中国の深圳(シンセン)市で試験ラボを開始することを発表しました。深圳(シンセン)市は中国本土の大都市の中で所得が高いという特徴も持ち、IT産業やサービス業は急速発展しています。

今回新設されたアリオン深圳(シンセン)ラボは、中国本土で益々活発になっている製品開発および品質確認試験の需要に応えるためです。HDMI試験USB試験を始め、中国市場での重要性が高くなりつつある家電製品や車載製品等に対する信号試験、フィールド試験等のサービスを提供する予定です。
 検証業界も中国進出をせざるを得ない理由もあります。それは最近よく耳にする日本の産業空洞化にも関係することです。日本企業は、低コストのため、次々現地生産という戦略を取っています。多くの海外向けの製品は中国で生産されています。全世界でHDMIを採用している企業の20%以上を中国企業が占めていると言われています。ある調査データによれば、中国市場では2009年に出荷されたすべてのデジタル・テレビに,HDMIが搭載されたという経緯もあり、当社は深圳ラボでは特にHDMI試験に力を入れる予定です。

最近では逆輸入(海外で生産し、日本に輸入)ということまで起きています。その中で製品の品質を検証する企業もその製品が生産されている国に進出する必要があります。
 以前日本の自動車メーカーがアメリカでの現地生産を始めた時に日本の部品メーカーも次々アメリカに進出し、まず日本の自動車メーカーに部品を提供していました。製品検証業界も同じような流れでメーカーの跡をたどる必要があるのです。

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