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どうしたらネットで力づけられたり、助けられたりするのでしょう?コミュニケーションを観察します。

【書評】CGMマーケティング

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先日、先輩とランチしながら打ち合わせをすることになり、お互いにお店を探しておくことになりました。場所+ランチで検索し、ランチをまとめているブログをぱっと見て、よさそうなお店をさらに検索。食べログでも探し、予算や評価をチェック。店を決めてから、ぐるなびを見てクーポンの有無を確認。

こうした日常での選択プロセスで、他者の経験情報が簡単に入手できるようになった様子について、解説しているのが「CGMマーケティング」です。今回もITmediaから書評のために本をいただきました。

まずはCGMの解説が書かれています。具体的なイメージは、巻末の付録にサービス一覧があるので、それを見ればよいでしょう。レビュー、クチコミ集積サイト、ブログ、オークション、CGM集積サイトの主なものが網羅されています。これだけ読んで、まずは大筋はつかめるでしょう。CGMを見る人、発信する人それぞれのマッチングという視点から、CGMの力学を説明していますが、いわゆる「クチコミを読む」人や、投稿はしないけれど評価や採点をする人の存在や活用を考える上では、見落とせない視点です。

特に興味深く読んだのは、旅行のクチコミサイトフォートラベル、津田代表のインタビューです。なぜ人が集まり、情報を発信してくれるのか。いわゆる「荒らし」が抑えられているのはなぜか。ぜひサイトを実際に見ながら、読んでみることをおススメします。



CGMマーケティング 消費者集合体を味方にする技術

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