【.299】 松井秀喜が年俸半減でエンゼルス契約、で思い出したこと
大木さんのエントリー「ベストは尽くすが全力は使わない」で書かれていたことで、印象に残ったフレーズがありました。
(前略)…もっと準備に力をかけるといったことが必要になるんでしょうね。段取り八分ですね。そして本番に、もっと余裕を持って取り組むということかと思います…(後略)
大木さんのエントリーと同日のスポーツ新聞・中日スポーツに掲載されていたメジャーリーガー・松井秀喜さんのインタビュー記事で、くしくも同じようなことが書かれていました。話はワールドシリーズでMVPを獲得するに至った術を語っている部分です。
(前略)…準備するだけじゃないかな。毎日同じように準備して、毎日同じように結果を出すためにプレーして。勝つために。それをいかに続けるかじゃないか。おれはそれ以外やってないし、特別なことはやってないよ…(後略)
※2010年1月6日付け・中日スポーツ1面より一部引用
主旨はそれぞれで異なっているかもしれませんが、お二人のコメントに共通していることは、一瞬の結果を出すために、淡々と長時間かけて準備する大切さを語っているという点です。スポーツの世界に限らず、ビジネスの世界でも、一瞬に凝縮しなければいけない勝負の場面というのがありますよね。その成否の分かれ目は、実は一瞬にあるのではなく、その前にある準備の積み重ねにある。とても実感値の高い話だと思います。
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松井選手は今オフにトレードでエンゼルスに移籍。報道によれば年俸が半減するとか。その理由について、メディアはいろいろ書いています。それが何であっても、プロらしい松井選手の姿が見られれば私的には満足と思っていますが、先のスポーツ新聞を見ていて、ふと思ったことがありまして。
彼がヤンキース7年、ジャイアンツ10年の計17年間にわたるプロ野球選手として残した通算打率、みなさんご存じでしょうか。【.299】そう、2割9分9厘なんです。あと1厘で3割打者なんですよ。これ、結構大きいんじゃないかと。彼はまだまだ現役でやれる選手ですから、生涯打率を考えて移籍を決断したというのは的はずれの推測だとは思いますが。でも彼の気持ちの中に、絶対3割打ってやるんだって、あるような気がするんです。
ちなみにDHが基本だった今年の打率は.274。記録を振り返ると、守備も含めてレギュラーに固定されていたシーズンの方が高い打率を残しています。だから、ちゃんと守備も含めて試合に出られるチームでやりたいと。これ、野球素人のわたしの憶測にすぎませんから、軽~く読み流してくださいね~(笑)。。。