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【書評】『Twitter革命』 #twrevo

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オルタナティブ・ブログでご一緒させていただいているKNN神田さんより、著書『Twitter革命』をいただきました。ありがとうございます!ということで、いつものようにご紹介と感想を少し。

本書の冒頭。神田さんは Twitter について簡単に説明された後で、こんなことを仰っています:

だが、その「140字のミニブログ」がなぜ、これほどまでにユーザーを魅了するのか、どうやってツイッターを使いこなせばいいのかを簡単に説明するのはなかなか難しい。

何がどうおもしろいのかは、言葉で説明しづらい部分もあるし、使い方も人それぞれだからだ。2009年秋にツイッターに関する書籍が次々と出版されているのも(本書もその一冊として店頭に並んでいる)、著者の数だけ語るべき魅力がツイッターにはあるということなのかもしれない。

この言葉の通り、神田さんは本書で「神田敏晶という著者が語るべき」Twitter の魅力を存分に解説されていらっしゃいます。もちろん Twitter 入門書として、一歩引いた客観的な視点から「Twitter とは何か」を解説する部分もあるのですが、個人的には神田さんの主観がストレートに現れている部分に本書の価値を感じました。

例えば。実は神田さんは、「政治と Twitter」の先駆者であったことが第4章で述べられています:

ところで、ご存じの方もいるかもしれないが、実はこのボク、神田敏晶は、2007年の参議院選挙で東京都から無所属で立候補している。そして、出馬表明を最初に宣言したのがツイッターだったのだ。

その頃のツイッターはまだ、一部のギークの間で流行っていただけで、ボクも、ブログなどほかのソーシャルメディアの一つとしてたまたま利用したにすぎないのだが、選挙戦におけるツイッター利用は、落選したとはいえ、日本の現職国会議員の方々やオバマ大統領よりボクの方が早いのだ(笑)。

その上で、選挙や政治活動での Twitter 利用について語られており、なるほどと思わせるような意見が数多く登場します。これはほんの一例ですが、本書が文字通り「神田さんにしか書けない Twitter 本」であることがご理解いただけるのではないでしょうか。

いや、だからといって本書が限られた人々にしか通用しない、という意味ではありません。むしろ神田さんが自らの視点で書かれているからこそ、多くの人々にとって役立つ一冊になっているのではないかと感じています。確かに様々な関連サービスを駆使した活用術なども紹介されていますし、「ここは自分とは違うな」という部分もあるでしょう。しかし本書の内容は全て、神田さんご自身の経験に基づいたもの。アドバイスの1つ1つに納得感があり、「なるほど Twitter にはこんな価値もあるのか」と感じるはずです。

というわけで、本書はまたひと味違った Twitter の魅力を発見できる本だと思います。他書にはない様々なトリビアも掲載されていますし、もう Twitter 本なら持ってるよ、という方でも楽しめる一冊ではないでしょうか。

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ところで、この記事のタイトルにも含めている「#twrevo」というハッシュタグ。これは本書を語るツイートに入れて欲しいタグとして、神田さん自ら指定されているものです。ぜひこちらのタグで検索して、他の方々の感想も確認してみて下さい。

【その他、これまでにご紹介したTwitter 本】

【書評】『仕事で使える!「Twitter」超入門』
【書評】『ツイッター 140文字が世界を変える』
【書評】『Twitterマーケティング』
【書評】『Twitterの衝撃』
【書評】『Twitter小説集 140字の物語』 #twnbook
【書評】『Twitter社会論』

そしてもちろん、僕の訳書もよろしくお願い致します(笑):

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