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Twitterのリスト機能、さっそくスパムのターゲットに

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ついに先週から全面的に公開された、Twitter 新機能「リスト(Lists)」。評価については賛否両論が出ていますが、そんな喧噪を無視するかのように、早くもリスト機能を使ったスパムが登場しています:

Spam Arrives In Twitter Lists (The Next Web)

スパムの動きの速さについてはいまさら指摘するまでもないのですが、興味深いのはその方法。残念ながら(?)記事で紹介されているスパムアカウントは既に削除されていますので、1枚だけ画像を転載しておくと:

spam-in-lists3 

ご覧の通り。明らかに怪しげなリストに、著者のアカウントが掲載されていることが分かります。つまり、

  1. Twitter にアクセスすると、「自分が載っているリストの数」が増えていることに気づく
  2. 「どんなリストに掲載されたんだろう?」と興味を持ち、詳細画面を開いてチェックする
  3. リスト作者のセクシーなアイコンに騙され、彼女(彼?)の個人ページを開き、そこに掲載されているURLを踏んでしまう

的な流れが起きることを狙っているわけですね。まぁ3番目の行動を起こす人はごく僅かだと思いますが、少なくとも他人の興味を一時的に惹きつけることは可能だと。さらにこんな手法が定着してしまったら、「今日は10個のリストに新しく登録されたと思ったら、全部スパムだった」などということが頻繁に起きてしまうかもしれません。

この方法以外にも、スパムリストを作成して「見かけ上の影響力を偽装する」というような話も考えられるでしょう。以前このブログで、「あるユーザーがどれだけ影響力を持つかを示す値として、フォロワー数だけでなくリスト数が重要になるかもしれない」ということを書きましたが、既に海外ではリスト掲載数から影響力を測るなどという記事が登場し始めています。既にフォロワー数をお金で買うことは可能になっていますから、「10ドル出せば、俺が持っているダミーリスト100個に登録してやるよ」などという裏サービスも登場してくるかもしれません。

ということで、リスト機能に限った話ではないのですが、魅力的な機能が登場すればスパムのターゲットになってしまうもの。恐らく運営側も注意していると思いますが、その裏をかくようなスパムが蔓延してしまうことのないよう祈ります。

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