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あれこれ考えるよりも作ってしまった方が早いんじゃね?と思う、ギークなサラリーマンのアジャイルな日々。

ネプチューン名倉潤さんの侵襲うつのニュースを見て、禁煙鬱(禁煙うつ)を振り返る

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ネプチューン名倉潤さんが、頚椎椎間板ヘルニアの術後の「侵襲 ( しんしゅう )」が原因でうつ病を発症して休養というニュースを読んだ。最近は芸人さんの闇営業の問題や笑えない会見などがお茶の間を騒がしていますが、人を笑顔にして楽しませる仕事をされているお笑い芸人さんが鬱病になったということで、え?!と驚かれた人もいるかもしれない。

でも、うつ病(もしくはうつ症状)は誰にでも起こりえることなんじゃないかなと私は考えている。なぜならば、鬱なんて気の持ちようじゃない?なんて40年以上考えてきた自分が、「図らずも」始めた「禁煙」をきっかけに一時的にではあるが鬱っぽくなりとても辛い日々を過ごしたからだ。

頚椎椎間板ヘルニアの手術を受け、継続的な内服の必要があるため、同年7月10日から10日間の休養を取っていた。手術の経過は良好。一方で手術の"侵襲(しんしゅう)"という普段の生活圏にはないストレスが要因でうつ病を発症し、一定期間の休養が必要という医師の診断を受けたという。休養期間は1日から約2カ月としている。

ネプチューン名倉潤、うつ病発症で約2カ月間休養へ
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201908010000685.html

ところで、今回の鬱病の原因と言われている「侵襲」って単語を知っていた人はどれくらいいるだろうか。

自分は初めて見た単語だったので、「侵襲とは」何かをGoogle先生に聞いてみたところ、侵襲とは簡単に言うと、

侵襲とは、「病気」「怪我」だけでなく「手術」「医療処置」のような、「生体を傷つけること」すべてを指す。

侵襲- 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BE%B5%E8%A5%B2

ということで、今回のような治療目的の手術を含む、生体に対する物理的な行為はすべて「侵襲(しんしゅう)」と呼べるらしい。つまりは生体に対する刺激全般が「侵襲(しんしゅう)」であり、今回はその結果、反応として「うつ病」を発症したということだ。

ちょっと話が飛躍してしまうが、世の中のすべての結果には原因があるというのが真理だと思っている。

ただ、世の中のすべての結果と原因の因果関係はそれこそ天文学的、星の数を超える組み合わせがある。たとえば、頚椎椎間板ヘルニアの手術をしたすべての人がうつになるわけではない。まあ、当たり前だ。

つまりは、結果に対して原因を説明できないなんてことは普通にあって、人類の文明が生まれてから数万年~数千年の間に明らかになった定理や法則、理論だけでは解明できないことなんて沢山あるということだ。

でも、人って結果に対して原因が明らかにならないことを嫌がったり、ストレスを感じる傾向がある。これも人によって傾向や程度は違うとは思うけど。だから、原因、つまり理由を明らかにしてあげることで、その時点での状態や状況は何も変わらないけど、先ずは精神的に安心するっていうことがある。

そして、原因が分かればその原因を突き詰めて対応策を考えて初めて対処、行動することが可能になる。たとえ、その原因が間違っていたり、原因がひとつでなかったりしても、自分は改善の方向に進んでいるんだと思えば、さらに人は精神的に安定をしてくるものだ。

自分は、生まれてから人生40年近くメンタルヘルスを病んだことは一度もなかった。むしろストレス耐性が強すぎるくらいと考えていた。

だが、14年務めた会社を辞め、フリーランスになった今年のゴールデンウィーク頭から1カ月くらい、「うつ症状」のようなものに悩まされた。まさに五月病だ。

なかなか気分が晴れず、仕事が手につかず、不安ばかり募り、寝つきが悪く、夜中に悪夢で何度も目が覚めて、早朝に覚醒して再度寝ることができない。そんなメンタルの不調がフィジカルに影響したのか、慢性前立腺炎にもなり、トイレが近くなり、トイレに行っても残尿感が消えず、夜中から昼間まで何十回もトイレに行っておしっこが出るまで立っていることがあった。

人生で初めてのうつ症状だったので、メンタルクリニックとか心療内科にかかれば睡眠導入剤や睡眠薬、鎮静効果の高い薬を処方してもらえたかもしれないが、当時の自分はネットや近くの薬局でテアニンやグリシンなどの睡眠の質をあげるようなサプリや、鎮静効果のある市販薬をかってなんとか誤魔化そうと頑張った。

当時は、会社員からフリーランスになったというライフスタイルの変化がメンタルに影響したものと考えていたが、いろいろ調べていくうちに「図らずも」始めてしまった「禁煙」が大きな因子だったのではないかと思いはじめた。

実際に「"禁煙うつ"」「"禁煙鬱"」で検索するとそれぞれ数千件の検索結果が出てくる。
※「"」ダブルクォーテーションで囲まないとダメです!理由は後述

だがしかし、それらの多くは実際に禁煙をして「うつ症状」に悩んだ方の体験談が多く、医学的な見地からの情報は少ない。それと、数千件の情報が見つかったとはいえ、禁煙をしている方の全体の数を考えると、禁煙うつの発症率は少ないのかもしれない。ただし、こういった体験談を見つけることができて、自分自身大分救われたのだ。

なぜならば、会社を辞めてフリーランスになったことが原因であれば、フリーランスという状態を変えるしかない。

でもそれはハードルが高いし、そもそもストレス耐性が強いと思っていた自分自身のコンピタンスを否定することにもなる。また、フリーランスになったという「環境変化」「ライフスタイル」の変化に起因するのであれば、再就職という更なる環境の変化は状態を悪化させる可能性がある。

フリーランスに慣れる、再就職をする、そのどちらが良いか、そもそもそれで解決するのか、解決するにしてもどれくらい時間がかかるのかが分からない、などぐるぐる思考が回って不安がさらに募ってしまっていた。

いろいろ調べていくうちに「図らずも」始めてしまった「禁煙」による、セロトニンのような脳内物質の物理的な量の変化やそれによる生体反応が、大きな「因子」「原因」だと考えるようになった。そのメカニズムを自分なりにかみ砕いたり、体験者の情報を整理することで、自分なりの仮説を立てて、症状の緩和や改善の計画や予測を立て、その計画が予測通りに改善をしているかどうかをモニタリングしていくことで目の前の霧が大分晴れてきた。

自分が最も救われたのが、「禁煙うつ」の体験談を書いているほとんどの人がその後数カ月で快方に向かい、ほとんどの人が1-2カ月の我慢だと書いていたことだ。もちろん、そういう良い結果になった人しかブログを書いていないのかもしれないし、きちんと医学的な評価や疫学的調査が行われた結果ではないので、あくまで個人の体験談、参考情報にしか過ぎないが、先の見えない霧の中を進むよりも、出口の光の見えるトンネルを進む方が精神的には何倍も楽だった。

自分自身も、最初に違和感を感じた2カ月後の7月頭にはほとんど何事もなかったようにケロリとフリーランス稼業にあけくれていたので、うつ症状になった因子のひとつにはフリーランスになったというライフスタイルの変化ももちろんあるだろうけど、20年以上摂取してきたニコチンが切れたことによる一時的な身体の適応症状という因子が最も大きかったんだろうと今は思っている。

というわけで、今の今「禁煙鬱(きんえんうつ)」に悩んでいる人のために、本記事【後編】では、自分自身の経験に基づいて、自分の禁煙うつになった経緯(禁煙をしていつから禁煙うつになったか)や禁煙うつの症状、時系列の変化、禁煙うつが回復するまでの期間などの私が禁煙うつを克服した体験談についてブログ記事をまとめたいと思う。

ところで、「禁煙うつ」と検索すると8月2日現在、約 3,270,000 件の検索結果が出てくる。

ただ、上位に表示されるページは、以下のような

たばことメンタルヘルス|心も体も健康に - 社会保険出版社

shaho-net.co.jp/kokoromokaradamo/06/index.html

本数を 減らすだけではだめ? 無意識に1本を吸う時間が長くなる傾向があり、おすすめできません。ちゃんと禁煙すればストレスは喫煙時より減少。うつ病などの罹患率が低下した研究結果も出ています。

だったり、

たばこがメンタルヘルスの面でも悪影響 禁煙は抗うつ薬よりも効果的 ...


2014/02/20 - たばこを吸う人が禁煙すると、メンタルヘルスの面でも便益が大きいことが、米英で行われた2件の研究で明らかになった。 禁煙した人のメンタルヘルスは改善 1件目の研究は、ワシントン大学医学部によるもの。喫煙がうつ病や不安障害な.

だったりと、喫煙が原因でメンタルヘルスに悪影響がある、というような記事ばかりでその時の自分には全く役に立たないものだった。

だが「"禁煙うつ"」とダブルクォーテーション「"」で囲んで検索すると、検索結果は一気に4,000件強に落ちるが、「禁煙うつ」に悩んで克服した方の体験談を含む、その時の自分に有用なページが多く上位に表示された。

禁煙界のラスボス、禁煙鬱の憂鬱 - 昭和考古学とブログエッセイの旅

https://parupuntenobu.hatenablog.jp › ブログエッセイ

2017/11/20 - 試しに「禁煙うつ」とググってみると、経験談がどっさり出てきます。 が、科学的(医学的)には認められていません。禁煙と鬱の因果関係がわからない以上、認めるわけにはいかない。これが医学界。 私も過去に禁煙外来で話したら、担当医に

確かに、「うつ」の原因に「喫煙」がなる場合もあるだろうし、禁煙を啓蒙するサイトの方が多いかもしれないが、「禁煙うつ」と検索する人に表示すべきページは、禁煙をしてうつ症状に悩んでいる人向けのページなのではないだろうか。幸いにして、このブログのドメインパワーは大変強く(流石のITmediaさん)、あまり競争率が高くないテールワードであれば上位表示されることが多い、私と同じように「禁煙」がきっかけで「うつ症状」を発症した人のためにも、禁煙を開始して3カ月経ち禁煙うつを完全に克服した今、情報をまとめておきたいと思ったのだ。

もし、「禁煙うつ 対処」「禁煙うつ いつまで」などの検索キーワードで検索して本記事にたどり着き、現在、禁煙うつ症状に悩まされている人がいたら、ぜひ本記事のコメント欄に症状の報告や、禁煙期間、気になること、質問などをお寄せいただければ嬉しい。いろんな人の症状のタイプが他の人にも役に立つと思うし、自分の経験や調べた範囲からにはなってしまうが、なるべくコメントをお返ししたいと思う。

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