部下との目標管理面談の肝はリプランニングにあり!
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ここ最近、部下の面談をしているという声をクライアントのみなさまより聴く機会が増えました。予算が終わったと思ったら、次ということで、みなさま夜遅くまで残業も続いているようでちょっと心配しています。
私の経験も重ねてお伝えしますが、ひとりひとり評価してあげたいなと上司として思いつつも、こんなことはないでしょうか?
・目標設定の内容がかなり曖昧
・やりたいことというよりも、個人的な願いのようなものになっている
・つじつまが合っていない
一生懸命語る部下の肩を持ってあげたい気持ちもありますが、このままでは評価ができませんよね。
コーチングの中ではかなりウエイトを置いてゴールや目標について話し合います。内容によっては、何回かのセッションに及ぶというケースもあります。ゴールや目標の設定においては、SMARTモデルなどに代表されるようにある程度実現可能なストーリーや実行する本人が前向きな気持ちで自分の目標として取り組むために意欲的な状態であることが大切です。
そこで、もしも読者の中に経営者および管理職の方がいら社るようでしたら、上司であるみなさんにご提案したいのは「リプランニング」です。
リプランニングは再計画。(ちょっとカッコよく言っただけ)
なので、一緒に協力して考えてあげること。そうすることで、どのように計画するのかが身につきます。どのように計画をするのかはプロジェクトマネージメントなどでさんざん現場ではこなしている皆さんも、自分のこととなったらうまくできないんですね。案外仕事の場合はフレームワークがしっかりしているので、本人が計画せずとも手順が決まっていたりするものです。
なので、一緒に協力して考えてあげること。そうすることで、どのように計画するのかが身につきます。どのように計画をするのかはプロジェクトマネージメントなどでさんざん現場ではこなしている皆さんも、自分のこととなったらうまくできないんですね。案外仕事の場合はフレームワークがしっかりしているので、本人が計画せずとも手順が決まっていたりするものです。
リプランニングの要素として、チェックリストを作ってみました。
- 本人がやりたいことと会社(職場やプロジェクト)の方向性が土台となっている。部下の理解が浅いようであれば、上司はそこを教育すること。
- 部下の話していることについて、上司が具体的に理解できること。理解できない場合には、5W2Hの質問で明確にすること。
- どのような手順でやればそうなるのかというストーリーについて考えてみる。「何を行うのか」(具体的な行動)と、「その結果どうなるのか?」(予測的な結果)についてつじつまを合わせること。
- 本人の気持ちが「have to」(やる必要があると考えている)、「want to」(やりたいと思っている)、 「hope to」(願っている)のどこにいるのかを話し合う。被害者的な意識のもとに作られた目標や、願いのレベルだとなかなか行動に結びつきません。やりたいことをどのレベルでとらえているのかをしっかりと聞き、確認する。
- どの段階でどのように共有し、上司と部下の目標として協力してゆけるのかについて決める。
『叶う』という字についてとある経営者から聞いたことがありますが、ひとは同じことでも10回ぐらい誰かに話したり説明したりすることで叶いやすくなるのだそうです。たとえそれが迷信だとしても、思いのほか人の夢ややりたいことは曖昧で漠然としていてつじつまが合っていません。
とくに強く願っているものや大きなチャレンジは、話す環境が少ないので人によって磨かれるということが無くなります。
ということで、今の時期ではなくても目標管理面談をやるときには少し意識の中に入れておいていただけるといいのではないでしょうか?上司と部下、力を合わせていい仕事ができるように心から応援しています。
今日もありがとうございました。
上田雅美@アネゴ企画(株式会社アネゴ企画・エクゼクティブコーチング・組織開発支援)
●日本から世界へ!未来を創る経営者塾 塾長 http://miraisoukei.org/
Facebookページはこちらから https://www.facebook.com/miraisoukei
●リーダーを育てるコミュニティー「リーダー塾」主宰
https://sites.google.com/site/anegojuku/
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