「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　サイバー大学教授の森戸さんが、人から何かしてもらうのが普通な時代というエントリーを書かれています。
　僕も昨日と先週のカンブリア宮殿を、922SH（インターネットマシン）で録画して見ました。（＾＾；永守社長のような方と仕事をするのは大変だろうな、と思う反面、あれだけ情熱的な方と仕事が出来るのもおもしろそうです。
　森戸さんが書かれているように、依存型の会社員が増えているような気がします。上司に依存、同僚に依存、会社（財力？）に依存、そして（大人になっても）親に依存。自分のことは自分でやれ、と言われて育った僕は、今まで「そんなものなのかな」くらいに考えていましたが、こうやって考えてみると、あまり依存していてはいけないんじゃないかな、と感じます。
　依存する＝考えない、になっていくような気がするからです。以前、広告批評という本を出版されていた天野祐吉さんが、「親が勧める大学に、何も考えずに行くな」と仰っていたのですが、その言葉を思い出しました。
　親に、経済的のみならず、進路まで依存する。そのまま社会に出てくるから、いつまで経っても自分で考えることをしない。
　自分の知る範囲で、自分の頭だけで、脳みそが溶けるくらい考えてみる。たとえ間違っていても、考えて考えて考え抜いてみる。そういう努力があるほうが、より視野も広がり、より高いものが見えてくるように思います。

今回の番組の最後に、司会の村上龍氏が、
社員だったらやる気があるだけでもいい
しかし、リーダーはやる気だけでなく高い能力も必要になる
リーダーとして一番ダメなのは、やる気だけで能力がないということではないか
というコメントをされていました。

　これもそう思います。リーダーというものにも色々あるでしょうが、ヒエラルキー的に上位に立つ人間が、やる気だけ、やる気はあるけど・・・では困りものです。
　能力と言っても、自分に求められるもの次第ですが、やる気だけ、ポテンシャルオンリーではつらいものがありますよね。（若手ならそれでいいです）
　
　朝から森戸さんのブログを見て、いろいろと考えました。さて、今日は昼から福岡出張です。