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2008/04/09

当事者意識と当事者の違い

ビジネス
 

 プロジェクトを掛け持ちすると、ともすると「お手伝いに来ました〜」となってしまいかねません。サポートは良いのですが、自発的ではなくなってしまう恐れがあります。
 もちろん自分の役割は明確であるはずなのですが、気がつくと自分の役割しか気にしなくなってしまう。若手ならそれでも良いのかも知れませんが、30代以降のメンバーがそういう状態ではいけません。僕なんかは、もっとNGです。

 当事者意識、という言葉があります。当事者のような意識を持って、自発的に動きましょう、という意味が隠れているわけですが、実際にはどうも当事者意識の薄い人がいたりします。少なくとも、周りからはそう見えるわけですね。
 「当事者じゃないんだから、しょうがないじゃないか」
 そんな反論もあるかも知れません。実際に、そうかも知れません。しかし、それでも当事者意識を持って臨まなくてはならない場面があります。

 自分自身、当事者意識を持つためにやっていることは、ここで出来ることを宣言することです。全体を見渡し、MECEで考える。網羅的に考え、抜け漏れをチェック。その上で、自分のやるべきことを整理し、プロジェクトリーダーやメンバーと認識を合わせる。つまり、そこで宣言することになるわけですね。
 一度宣言してしまうと、修正宣言するまでやり遂げなくてはなりません。もちろん、出来もしないことを宣言するわけにはいきませんが、一人で出来ないならどういったスキルを持った人を連れてくるのかを考え、それもプロジェクトリーダーまたはオーナーと協議する。
 その上で、実行フェーズに入っていく。入らずに、いつまでも評論家のように批評だけしていては、いつまで経っても当事者意識は生まれない。そう感じています。

kumaboo

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