「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　いろいろな映画になっている街、上海にいます。日本でも、84年に上海バンスキングという映画がありました。そして来月には、夜の上海という素敵な映画も始まります。
　
　87年には、スティーブン・スピルバーグ監督の太陽の帝国という映画がありました。上海で疎開していた上流家庭の男の子とが、騒乱の中で両親とはぐれてしまい、悩みながら逞しく生きていく姿を描いたものです。
　その中で、アメリカ人と交流を持ち、アメリカに憧れていく。彼は、アメリカの戦闘機を見て「空のキャディラックだ！（The Cadillac of Sky!!）」と叫びます。
　
　現代の上海は、タクシーが溢れかえる中、あらゆる高級車が走り回ります。昨日も、ランボルギーニのショップを見かけました。（お客さんが入っていました！）
　公害問題で騒がれる北京は、毎日曇天。（スモッグが多い）一方上海は、公害があるとはいえ晴れ渡る青空を見ることが出来ます。
　物価も安くはない。まして高級ブランドなんて、日本のほうが安いくらい。昨日は、南京西路ですれ違った女性は、両手にLouis Vuittonの紙袋を抱えていました。
　これからどうなっていくのか。見守る価値があるように思う街です。昨日は、そんな上海を思いながら、みんなで美味しいイタリアン料理を頬張りました。疎開時代の洋館を改装した店だから、かも知れません。