2009年12月
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2007/06/30
ブログがしばらく途絶えていました。前回の投稿は、広州から。その後、上海に2泊、北京に2泊して、現在は天津に来ています。中国プロ野球リーグ、決勝戦3勝目は、天津に軍配があがりました。さすがです。今日の4戦目が、更に楽しみです。
さて上海以来、人と一緒に夕食を食べ、一緒に飲みに行く機会が継続しています。(知り合いが増えるのも善し悪しかと・・・ごにょごにょ・・・)
そんな中で、色々な人と色々な話題について話す機会がありました。その中であったのが、「人をもてなすことが出来る人」というお話しです。
例えば、人が集まって食事をする機会。会社の宴会、合コン、飲み会などなど。僕たち日本人は、少なからずそういう機会があります。例えば、会社の宴会。なぜか、セッティングする人って、決まっていたりしませんか。宴会部長と呼ばれたりして。
宴会が楽しく盛り上がることが出来るか、は宴会部長の腕にかかっています。店の選択、メンバーの選択と告知、お店までの誘導、店内の動線、配置などなど。宴会部長の仕事は、数知れずあります。(お金をもらう、という意味での仕事ではなく、役目というべきでしょうか)
今回は、途中にオペレーションに携わる主要メンバーの誕生日パーティーがありました。それ以外にも、日本語しか話せない人と、中国語しか話せない人しかいない場があったり、といったこともありました。
こんな時、人をもてなすことが出来る人と、出来ない人がはっきりしてきます。細かいことで言うと、お酒のグラスが空っぽになっていないか、全員が食事を取りやすい位置に料理があるか、お酒を飲めない人のグラスは大丈夫か、などなど。
前出の誕生日パーティーですと、当の本人に対するサプライズ要素は何か、どういったことで喜んでもらえるか、参加者は楽しめるか、などなどです。
複数言語の食事会であれば、みんなが会話を理解し、コミュニケーションがとれているか。話が相互に伝わっているか、でしょうか。この場合は、語学能力が必要になりますが。
営業部長クラスの人とお話しすると、若手に対するぼやきをお伺いすることが多くあります。「うちの若いのは、気が利かないんですよね」
僕はこれを、おもてなしの心の問題ではないかな、と考えています。相手をおもてなししようとしているか、ですね。おもてなししようと一生懸命な人は、必ず良い場を作り出します。気遣いも十分にあります。
一方、おもてなししようと思えない人は、あるいはそもそもおもてなしって何?といった人は、おもてなししたくないわけですから、当然色々なことに気付きません。
誰かのグラスが空っぽになっていても、喋りに夢中。食事は、自分が食べることに精一杯。そういう人ですから、お酒を飲まない(飲めない)人に対する配慮なんてありません。タバコを吸う人、吸わない(苦手な)人に対する気遣いもないわけです。(吸わない人の目の前に、吸い殻満載の灰皿があったり・・・)
おもてなし出来ない人は、誕生日パーティーであっても、店を予約して、ケーキと花束を用意して、それで終わり。それに対して、おもてなしをしようとする人の場合は、そこで終わりません。どんな店で、どういうことをするのかを考えます。ケーキはどういったケーキを用意し、どういった演出で渡すかを考えます。花束も同様ですね。ちなみに今回は、主役の憧れの女性が花束を持ってサプライズ参加となりました。
複数言語の食事会では、通訳すると同時に「この人は、何を伝えたいのか」を考えます。国際会議の通訳ではないわけですから、意味が伝わるためには若干言葉を足したりするわけです。少し補足したり、各々の国の違いを説明したりすることで、話の内容がよりしっかり伝わります。そして、お互いを深く理解し合えるわけです。
これは宴会に限ったことではありません。普段から気が利かない人と言われる人は、こういった精神が違うのではないかな、と思います。そして、本人はおもてなしをしようと思わないのですから、これらを依頼したり、また無理強いしてはいけないのだろうと思うようになりました。
今回の出張は、僕にとって更に勉強になっている出張です。
(誕生日パーティーの参加者一同です。(^^))
※ちなみにココも3カ国語でした。
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コメント
なるほど、なるほど。
私自身は、宴会などでドレスコードみたいなことが書いてない場合や、平服で良いという場合に何を着ていくのか、よく悩むのですが、「相手のために着ていくんだから、悩む必要なんてないよ。 きっちりとしたきれいな衣装や服装をするのは自分のためじゃなくて、相手のためなんだよ」と言われて、はっ!としたことがありました・・・。
>akiratさん
なるほど、それは考えたことがありませんでした。(反省
そう考えると、分かりやすいですね。