「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　中国に来たときばかりではないですが、反省とは、どういうことなのだろうか、と考えるときがあります。ファシリテーションでも、振り返りと称して良いこと、悪いこと、ひっくるめて振り返りを行うケースがあります。
　ファシリテーションのみならず、日々のプロジェクトでも反省はとても大切です。反省の意味を広辞苑で見ると、
　　　　　自分の行いをかえりみること。自分の過去の行為について考察し、批判的な
　　　　　評価を加えること。
と書いてあります。しかし、本当にその先を考えた場合、反省だけで不足です。反省したことを、今後に活かしていかなくてはなりません。当たり前ですが。
　反省した上で、何がいけなかったのか、どうすれば良かったのか、何が足りなかったのか、今後はどうするべきなのか、を見いだして、今度はそれを実行していく。これが必要なことです。
　わざわざこんな当たり前のことを書いているのは、どうも最近「反省」ではなく「後悔」に留まっている人が多いように感じています。「すみませんっ！」と言いつつ、また同じようなことが起きる。これではいけません。
　反省し、今後に活かす。P.D.C.A.というサイクルを使うことがあると思いますが、本来二度目はP.D.C.A.ではなく、RP（Re-Plan）.D.C.A.になるのだと思います。一度目の反省を活かして、二度目にプランを練り直す。
　そういえば、ずいぶん以前ですが、親から「反省だけなら猿でもやるぞ！」と叱られたことがあります。（汗）確かに、（見た目だけでしょうが）猿でも出来るんですよねぇ。。。

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