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2006/12/06

上手に謝るって、高いスキルかも

ビジネス
 

 ネタフルさんのエントリーで見かけた記事です。とても良い事を書いているなぁ、と。
 
 僕が高校生の頃、ガソリンスタンドでアルバイトをしていました。とても繁盛しているスタンドだったので、大声を出さないと聞こえない。
 僕の父親は個人事業主だったせいもあり、小さい頃から父親の仕事に同行という名目であちこちに連れて行ってもらったので、大人に挨拶すること、お菓子をもらったりすると大きな声でお礼を言うこと、は普通に覚えてきました。
 ところが、僕と一緒にアルバイトを始めた友達は、「ありがとうございます」が言えませんでした。スタンドの先輩におやつを分けてもらっても、うつむきがちにぺこっと頭を下げて「すーっ。」だけ。
 こんな彼ですから、お客さんの車が入ってきても、走って行くけど声は無し。(苦笑)そんな彼も、1〜2ヶ月で声が出るようになりました。
 「いらっしゃいーっせ!」「ありーっす!」
 大声を出しながら、車に駆け寄ったり、見送ったり。そんな彼が、あるとき高級外車の窓を拭きました。ところがお客さんは、朝出てくる前に車を磨いてきたばかり。もちろん窓も、クリーナーでピカピカに磨いてあります。
 僕たち下っ端の仕事は、車が入ってくるとまず窓を拭くこと。だから素直に拭いたのですが、お客さんのニーズにマッチしなかったのです。
 ここでさくっと「あ、すいませんでしたっ!」と謝れば済んだ話だったと思うのですが、「あ、あ、」と言ったまま、走っていなくなってしまいました。実は後で聞くと、店長に謝ってもらおうと思って、店長を探しに行ったそうです。
 お客さんはそんなことを知りませんから、「おいっ!」と、別のお客さんを担当していた僕と僕の傍にいた先輩を呼びつけ、くどくどと20分くらい文句を言って帰って行きました。
 いつも来てくれるお客さんで、普段は文句を言うような方ではなかったのですが、謝らずに逃げ出した(ように感じた)のは許せん!ということだったのです。

 この記事のケースとは違うのですが、まずお話を聞く。まず謝る。そして、もちろん耳に痛いお話を聞く姿勢。これがあれば、何のことはない一日だったはず。おかげで彼は、店長から散々叱られたあげく、トイレ掃除、ピット掃除、と掃除ずくめの一日になってしまいました。
 アルバイトの僕たちはその程度で済んだわけですが、店長はその後色々とフォローに回ってくれたのだろうと推測しています。
 苦情、クレームは、お客さんからの大切なプレゼントなんだろうと思います。

kumaboo

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コメント

2006/12/07 00:08

大木さん、こんばんは!
上手に謝るのはスキルというのは分かります。
以前客先で大きな問題を起こしてしまい、後処理をしてくださった上司に謝罪とお礼をした際に「問題から両者にとってプラスの結果を出すこともできるから気にするな!」と言われ感激したことを思い出しました。
そのときの対応で決まりますよね。

2006/12/07 06:46

謝る... そして、収める。これは、なかなか出来そうで出来ない重要な手続きですね。
相手にするのが、利害関係のある方ですから、感情を手にしなければなりません。
一歩間違えると、逆効果という事態は何度も目の当たりにしてきました。
うまく収められれば、逆に絆が深まるということもみてきました。やはり、責任者、管理者の良し悪しが重要ですね。
そういえば、仕事は出来ないけれど事態を収めるのが上手な上司が昔いました...

2006/12/07 09:24

>手文庫さん
そうやって、気持ちいい励ましをしてくれる上司、良いですね。素敵です。

>Kawakamiさん
一歩間違えると逆効果、ありますね。あるある。(大きく頷く・・・)
センスだけで仕事はできないかもしれませんが、センスも大切な要素だと思います。

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