「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　娘が通っている幼児教室で、元桐朋学園中学・高校で教鞭を執っておられた、現在も理事を務めておられる鈴村一成先生の、下町少年倶楽部という本を読みました。これは、鈴村先生から、ご挨拶代わりといただいたものです。
　ここ最近、というか数年来、ビジネス書一辺倒で、たまに旅行に行く際に落合信彦さんの本を買っていく程度でしたが、久々にノンフィクションで書かれた、古き日本について書かれた本を読みました。
　この本は、横浜から目黒、目黒から深川へ移り住み、下町で過ごした小学校卒業までを徒然に書かれています。普段なら手に取ることのない本ですが、いただいたということもあり、お会いした先生が書かれたこともあって、一気に読み終えました。
　正直言って、当年とって77歳の先生の小学校時代の話ですので、わからないことも沢山ありますが、こういう時代の日本を知ることはとても良いことだと思います。
　どちらかというと表面的なことが問題になることが多いように感じる最近ですが、鈴村先生は知っているという強みがあります。
　子供には、なるべくゲームは与えないようにしている我が家ですが、周りの子供が外で遊ばないため、どうしても家で遊ぶ方法を考えざるを得なくなります。僕たちが子供の頃は、暑くても公園や学校に集まっていた記憶があるのですが。
　真っ黒に日焼けした子供も、あまり見なくなりました。ちょっとした危機感を感じます。我が子も白いなぁ。そういや自分自身も、今年はどこにも行っていないため、白い。白すぎる。
　急遽、来週初めに休みを取ってキャンプに行くことにしました。２週間ほど前にも行ったのですが、海には入らなかったため、今回はたっぷり炎天下に出て行こうと思います。
　アウトドアに出たい！そう感じさせてくれる本です。あまりこういう本をお薦めすることはないのですが、本当に感性豊かになれる本です。2001年に発行された本ですので、マーケットプレイスで手に入ると思います。「最近、PCばかり触っているな。」そう感じたなら、ぜひ読んでみてください。残り少ない夏休みを、健康的に過ごしましょう。