「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　先日、友人の紹介でJay Conrad Levinsonが書いた、ゲリラ流最強の仕事術という本を読みました。ちょっと見には、独立のすすめに感じるかも知れませんが、実は仕事への取り組み方そのものを書いた本です。
　その中で、面白いことが書いてありました。それは、仕事には５種類の仕事がある、というものです。

１．Wage Work
　　給料をもらってする仕事。自らの時間を提供し、企業はその時間を管理する。
２．Fee Work
　　自分が引き受ける仕事と、費やす時間に対して報酬を請求する。
３．House Work
　　家庭で、そして家庭のためにする仕事。料理、清掃、買い物などがあり、通　　　常は無給。最近では、女性から男性へと急速に分担が改められている。
　　と同時に、評価も上がってきており、バランスの取れた仕事のポートフォリ　　　オに含まれるほど重要。
４．Study Work
　　ためになる仕事。
５．Volunteer Work
　　無給の仕事。この仕事から得られる収入は、感動的、精神的で永続する。
　　多くの人にとって、金銭的な収入より満足が得られる。

なるほどなぁ、と感じました。著者は、１と２に対してどちらが良い、という言い方をしていません。そうではなく、５種類すべてに関わり、バランスを保つことが重要である、と書いています。

　僕たちは普段、お金をもらう仕事と、もらえない仕事、に切り分けています。（少なくとも、僕はそうでした）
　しかし、こういった整理の仕方は、もっと精神的な満足、そして自己の成長にポイントを置いているような気がします。
　転職か、独立か。そういう視点で考えることもあるのでしょうが、自らを成長させ、ある程度満足な収入も得る。そういう考え方のほうが楽しそうな気がしてきました。

　最近、久しぶりに本気で取り組めるプロジェクトへのお誘いをいただきました。良いタイミングで読んだ本でした。