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2006/05/25

プロジェクトマネジメントを知らないのにPM

ビジネス
 

 

現場の叫びで分かった嫌われるプロマネの正体(@IT自分戦略研究所)

 プロジェクトマネージャーが嫌われる。あり得ない!と言いたいところですが、内容を拝読すると「あぁ~、そういうことか」という感じがします。

 

コミュニケーション不足でモチベーション急降下!

 コミュニケーションを取ることが出来ないプロジェクトマネージャー。あってはいけないことですが、もし本当にコミュニケーションがを取ることが出来ないとすると、それは何故なのでしょうか。きっと何らかの理由があるんだろう、と思います。
 ただ問題は、コミュニケーションが取れていない、意思疎通がうまくいっていないことに問題を感じているか、ということです。良い人間関係ではないが、発注者と受注者だからうまくいくはず。いかなければ、受注者が悪い、なんて考えていたりすると、それは大きな間違いです。
 また専門用語を乱発したりするのは、知識レベルが低い現れなのかも知れません。

 

「独断専行」に「仕事抱え込み」

 システム開発の現場ではなかなか出来ていないと思いますが、本来は個人別に工数算出根拠を割り出すべきなのだと思います。Aさんが8時間で出来るから、B、C、Dさん全員が同じ時間で出来るとは限りません。Aさんは8時間でもBさんは10時間かかるかも知れない。
 一人一人チェックするのは難しいですが、ある程度経験年数などである一定の係数を掛けておくと、こういった問題も軽減されるのでしょうね。
 また、そもそも出来もしないボリュームを抱えるのは、上記に至る前の問題です。

 

作業指示が明確にできない

 プロジェクトマネジメントをするのは、何を準備すべきか、といった基本を知らないのにプロジェクトマネージャーにアサインしてしまうと、こういったことが起きがちです。有望な人に経験させるのは良いことですが、そういった場合、きちんと出来るマネージャーがサポートに入らないと、こういった問題が生じてしまいます。
 まだ出来ない人にやらせておいて、「出来ない」と騒ぐのは、アサインした側が無責任過ぎますよね。

 

お客さまは神様ですか?

 お客様は、あくまでもお客様です。神様ではありません。神様ではないので、間違うこともありますし、勘違いもあり得ます。また、旨く伝えることが出来ないお客様もいるでしょう。
 それを鵜呑みにしていては、プロジェクトマネージャーとして失格です。また、何故お客様はそういっているのか、といった背景を理解することも重要な役目です。

 プロジェクトマネージャーという仕事は、時として割りの悪い仕事かも知れません。そして、決して偉い立場でもなく、また楽な仕事ではありません。
 そして旨くいったらメンバーのおかげ、問題が発生したら率先して責任もって対処する。それくらいの大きな気持ちを持つ意識が必要です。なかなか、そんなに出来た人間なんていないですが。(苦笑)
 ただ、時々振り返って自分を軌道に戻してやる。そういうことをしよう、とする意識は必要なのだろうと思います。

 
kumaboo

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コメント

itoman
2006/05/25 07:46

こんにちは。まったく同感です。ちなみに、私の拙著『プロマネは見た!』は、大手SIerで経験したことなのですが、同じようなことを書いたものです。

2006/05/25 08:22

大木さん こんにちは!
小生も同感です。

プロジェクト管理が出来ない人が、PMを名乗る。
コンサルティングが出来ない人がコンサルタントを名乗る。
人と時間を管理できない人がSEを名乗る。
物事を生み出せない人が、クリエーターを名乗る。

そんな時代かもしれません。
つまり、クライアント側もこの肩書きを基準に依頼しているのが現状で、責任転嫁しているだけなのかも。
だから、問題が発生しても責任を業者に押し付ける。

これからは、肩書きではなく「人」そのものに依頼する時代がやってくるのかもしれません。
プレゼンやコンペの段階でも、会社・企業・部署でのプレゼンではなく、実際に担当する人は誰で、どのような実績を持っていて、どう考え、どう行動しようとするのかというプレゼンにしていかないと...

「業者の選定」こそがプロの目が必要なのかもしれません...

2006/05/25 08:48

>itomanさん
>kawakamiさん
コメントありがとうございます。
確かに、本人が名乗り出たわけではなく、アサインされてしまったケースも少なくないとは思っています。
しかし世の中、責任比率が0%:100%であるはずもなく、そう考えると、アサインされたら考えること、アサインされる前から準備しておくこと、などがあるのでしょうね。
> 「業者の選定」
耳が痛いですね。(苦笑)顧客側も、きちんとscopeを確定できるべき、であるのは事実だと思います。
また受注した側も、scopeとout of scopeをはっきりさせる能力・努力が求められるのでしょうね。

2006/05/27 00:38

同感です。
>本当にコミュニケーションがを取ることが出来
>ないとすると、それは何故なのでしょうか。
>きっと何らかの理由があるんだろう、
>と思います。
これはある意味センスの問題もあるのではないでしょうか、コミュニケーションをとることが好きというセンス、相手の考えていることや理解レベルを上手く汲み取るセンスなど得意ならば好きになる気がします。


>専門用語を乱発したりするのは、
>知識レベルが低い現れなのかも知れません。
自分の知識レベルがばれないようにするよろいなのかもしれません。

>そして旨くいったらメンバーのおかげ、
>問題が発生したら率先して責任もって対処する。
>それくらいの大きな気持ちを持つ意識が必要です。
これができると何よりも大切な信頼や尊敬を得られると思います。すばらしい考えですね。
 

2006/05/29 10:26

>akiさん
コメントありがとうございます。
センスはありますね。ただセンスと言ってしまうと、身も蓋もないことがあるので、気をつけていますが。(苦笑
> 自分の知識レベルがばれないようにするよろいなのかもしれません。
鎧ですか、そうは考えていませんでした。でもあり得ますね。そう思います。

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