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2006/05/02

千代 と SAYURI の物語

社会
 

 上海の往復で、予てより見たかったSAYURIを見ることが出来ました。「日本が嫉妬するNIPPON」というふれこみでしたが、まさに僕が知らないNIPPONを見せてくれる映画でした。また、色々とマスコミバッシングを受けているZhang Ziyiですが、無い物ねだりのやっかみと考えれば、当然のことかも知れません。
 確かに、花街の話を英語で聞くのは、とても不思議な感じです。ですが、だからこそ日本語では感じない、GEISHAのプロフェッショナルを感じました。
 映画の中で、戦後の日本。着物を着て化粧をすれば、皆勝手にGEISHAと名乗ってしまう。そんな荒んだ中で、本気でGEISHAに取り組みます。

 今回はあえて映画の話を持ち出してしまったのですが、僕たちは「本気で取り組むこと」って、どれくらいの頻度であるのでしょうか。

 「映画の中の話だよ」と言ってしまえば、確かにそれまでなのかも知れません。「そんな芸者はいなかった」と言われれば、その通りなのだと思います。
 ですが、僕たちは常にプロフェッショナルを目指すべきだと考えています。そして、プロフェッショナルには、「ここまでで十分」というものは存在しないと思います。どこまで行っても、更に上を目指す。考えようによっては、なんだか割が合わないように感じるかも知れません。
 しかし、ある時振り返ってみると、成長している自分に気がつき、そこに満足を得る。そんな人間が、プロフェッショナルなのだろう、と思います。

 SAYURIが本気でGEISHAに取り組んだ動機は、純粋ではなかったのだろうと思います。しかし、僕たちの仕事はアウトプットが全てです。どんな動機で、どんな課程を経ていようと関係がない。どんなアウトプットを見せるか、が重要です。厳しく考えると、「頑張った」というのは、自己満足でしかありません。

 SAYURIが映画の中で言います。「相撲は、大きな男と大きな男の舞いです。ビジネスは、会社と会社の舞いです。私は、色々な舞いを知りたいです。」
 おかしなことを言う奴だ。そう思うかも知れませんが、このどん欲さが、花街No.1のGEISHAに仕立て上げます。

 僕はどん欲でしょうか。僕は、本気で取り組んでいるでしょうか。自問自答が、自分を少しでも成長させてくれるのかも知れません。

kumaboo

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