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2006/03/31

マーカーを持つ勇気

ビジネス
 

 最初にファシリテーションという言葉を知ったときは「??」何のことやら、という感じでした。
 初めて、ファシリテーターズクラブのセミナーに参加して、とりあえず分かったのは会議を進行するスキルということでした。(間違っていないけれど、正しくない・・・そんな理解をしていました)
 その時にどなたかから聞いたテクニックが、「マーカーを持ったもの勝ち」というものでした。

マーカーを持つということは、かなり前からやっていたので、その失敗を思い出しました。
 数年前、やおら立ち上がってマーカーを持ち、「今おっしゃったことを整理すると、だいたいこんな感じでしょうか」などと言いながらホワイトボードに書き込んだところ、会議主催の方から「いいから、大木くんは座っておけ!」と喝!(撃沈)
 なかなか、簡単なものではないことを思い出しました。

 そういう例は特殊ケースとしても、初めて人前でマーカーを持って話し出すということは、かなり勇気の要ることだと思います。普段会議に参加して、席について話している時とは、注目度が違います。まず、今まで席に着いていた時とは、相手の視線の高さが変わります。それにより、一気に緊張してしまうこともあると思います。

 ただ、一度マーカーを持って書き込み、異論がないようであれば、
      1.マーカーを持って、書くあるいは描くという行為
      2.可視化された内容
 が、暗黙とはいえ認められたということかな、と勝手に解釈しています。そこまで認めていただければ、そこから先は進めやすいのだと思います。最初は上手く出来なくても、会議の推進に役立てれば良いと思いますし、その行為により一つでも決定事項が増えることで、プロジェクトが前に進むのだろうと思います。
 それを何度か繰り返しているうちに、「会議参加者からはマーカーを持つのは彼だ」という暗黙に承認されていくわけです。そうなればこちらのものです。(笑

 ファシリテーションは、どこまで出来ればゴール、というものはありません。プロジェクトマネジメントも同じですが。(また、「あいつはダメだ」「こいつは出来ていない」と批判することも、生産性のないことです。)
 今よりも良いファシリテーションスキルを身につけたい。今よりもプロジェクトマネジメントスキルを高めたい。これには、試行錯誤が必要だと思います。勉強し、実践してみる。実践から得た気づき・学びを高めるために、また勉強する。それをまた実践へ。
 この繰り返しが、より良いアウトプットを生み出していくのだと思います。

kumaboo

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