「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　僕の周りにも、朝出社して何をするか、を決めていない人が結構います。うちの会社は9時始業で、世の中に多い始業時間なのですが、皆さんの周りに9時始業を9時出社と勘違いしている人はいないでしょうか。

　9時始業と9時出社。同じようで全然違いますよね。

　例えばうちの会社では、始業時間が9時、終業時間が17時45分、というように就業規則に書かれています。これは、「9時から仕事してね」ということです。

　ところが、ギリギリに出社して、コートを脱いで、それからトイレに行って、おもむろに飲み物を買って、みたいな人がいたりします。人によっては、更にタバコ部屋に行ってタバコを吸うわけです。

　これって、遅刻？

　皆さんは、どのようにお考えでしょうか。

　僕は、法規上どうなっているか、は別にして、一社会人として遅刻だと思っています。

　「だって、僕は21時まで残業してるし。」

　うん、確かに大変ですね。でも、仮に在社時間が9時から21時だったとして、お昼休みを1時間取ったとして、11時間。しかし、この人の就業時間は、本当に11時間なのでしょうか。

　これは、「自分は、よく働いている」と思いこんでいる人に多いように思います。

　でもですね、これは就業時間、労働時間が多いのではなく、在社時間が長いだけではないでしょうか。僕はそう思うんですよね。

　プロジェクトマネージャーは、こういった点をきちんと見ていないと、生産性を見誤ります。最近、凄く感じていることです。