「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　最近はよく、「モチベーションが落ちる」とか、「モチベーションを保つ」という言葉を聞きますが、そもそもモチベーションって何のことなんでしょうか？

　やる気？うん、関係はあるようですね。

　評価？関係ないわけでもなさそう。

　たぶん日本語では、「動機」と訳すのが適切なように思います。

　では、どんな動機があれば、「モチベーションが上がる」という状態になるのでしょうか。

　動機といっても、経営者の動機と、僕たちサラリーマンとでは、動機の基準が違うように思います。

　また、仕事の動機と遊びの動機も違うでしょうね。

　遊びの動機は企業とは直結していないと思いますが、仕事に対する動機がないと、ただ会社に来るだけ、ということになってしまいます。

　その昔、「見てるだけ～」というCMがありましたが、あんな状態です。これでは、時間を売っているだけになってしまいます。

　確かに僕たちは、会社に来ることによって時間の制約を受けるわけですが、だからといって「会社に来るだけ、座っているだけ」では面白くないですね。少なくとも僕は、そういう状態は面白くないです。

　ではどうしたら、動機が出来るのか。モチベーションが高まるのか。

　モチベーションが低い人は、やり遂げることで得られるであろう満足感とか、そういったものに焦点を当てることで、ずいぶん改善されるように思います。

　先日のFAJ東京フォーラムで、森時彦さんがおっしゃっておられましたが、動機を取り替えてみる、ということを考えると良いかもしれません。

　普段自分が、「これが」と思う動機を、違うものに入れ替えてみる、ということです。

　お金が動機の人は、どこかで限界が来てしまいます。「年収1,000万円が目標だぁ！」と思ってやっていた人は、1,000万円になった途端に（なれるとは思いにくいですが）、燃え尽き症候群になってしまうでしょうね。そこから先は、何をして良いか分からない、といったことで。

　偉そうに書いていますが、モチベーションをあげるのは、僕も容易ではありません。日々、勉強です。