2009年12月
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2006/01/12
プロジェクトは、いつもエキサイティングとは限りません。またいつも素晴らしい仕事と出会い、また高評価を得ることが出来るとも限りません。そして、収入増に直結するとは限らないわけです。では、高評価を得なかったり、収入増につながらない場合は、だら~っとして過ごせば良いのでしょうか。「モチベーションが低いです」というシールでも貼って、白けた顔をして過ごせば良いのでしょうか。
プレジデント1月30日号に、スコラ・コンサルトの柴田さんのお話が載っています。(去年、FAJの総会でお話しを伺った方です。)
人員が減って、仕事量が増えている
まさにその通りだと思います。その昔、少数精鋭という言葉がありましたが、精鋭になっているか否かは別にして、企業は少数になって効率化を図ろうと目論んでいます。そのため、一人一人の負荷は上がってきています。(もちろん、元々が少なかったのだ、と言えばそれまでですが。)
仕事が増えているのに、収入に繋がらないとどうなのでしょうか。
確かに、お金や昇進が大きなインセンティブであることは事実です。柴田さんも「それ(お金やポジション)が上がらないとなれば、モラールダウンにつながりかねない。」と書いておられます。ただこれも柴田さんのお話にあるとおり、「一番大切なのは、『働きがい』のはず」なのです。自分が顧客や社会の役に立っている。自分が成長している実感がある。その結果、周囲から認められる。これらの複合が『働きがい』になるのだと思います。
では、その働きがいはどこの会社でも提供できるものなのでしょうか。僕の考えは、Yes & Noです。提供できますが、本人が受け取るとは限らない、という意味です。その本人が働きがいを感じたい、と真剣に考えていれば、提供することに価値があります。しかし、本人が受け取る気がなければ、キャッチボールと同じようにボールは転がっていってしまいます。
柴田さんは、無礼講の飲み会を開くことを提案されていますが、これも普段からどう付き合っているか、によるとは思います。企業によっては、「世の中には、無礼講はない」と断言している人も少なくありませんから。(苦笑)
脱線しましたが、ユーザー視点でシステム開発をすることも、働きがいだと思います。例えば、顧客企業の予算は1,000万円。僕たちとしては、売上は欲しい。しかし、本当に顧客企業のことを考えると、一部は手作業でやるほうが望ましい。よって、システムもコストダウンすることが出来、700万程度で収まりそうだ。皆さんならどうしますか?
弊社では、長い付き合いをしていくことを社内の方針としています。今は1,000万円の売上にならなくても、本当に顧客企業のことを考えて700万にする。それが、弊社を存続させるキーだと考えています。
こんな考えに合う方がいらっしゃれば、ぜひ応募してみてください。