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2006/01/12

バイヤーの気持ちを掴む法

ビジネス
 

 プレジデント1月30日号から、もう一つピックアップしました。ドラッグイレブンの大久保さんが「値下げ以外でバイヤーの気持ちを掴むにはどうすべきか」というタイトルで話されています。
 値下げは、バイヤーにこちらを向いてもらう、最も安易な方法です。これ以上、凄い技はなかなかありません。この方法の唯一の弱点は、もっと安い価格が出てきたら一瞬でひっくり返されてしまうことです。
 では値下げではなくてどうするか。
 主客一如という言葉があります。尾関宗園さんとおっしゃられる、大仙院(京都)の住職が言われている言葉ですが、本当にお客様の気持ちや立場になり切って考えることです。これについては、僕も何度かユーザー視点という言葉で書いていますが、なかなか出来ないのが現実です。

 しかし、これが出来ると、この関係は値下げ程度ではビクつきません。ここで話されているのは、ドラッグストアは棚割りが重要である。どの棚に、どんな商品を配置するか、で顧客の購買意欲をそそるか、あるいは削いでしまうか、が決まってしまうわけです。
 ところが、大抵の営業マンは、出来るだけ自社の商品だけで埋めることを考えてしまいます。その方が、他社より優位に立てる気がするからです。しかし、顧客はそう考えません。同じ会社の商品であろうが、欲しいものが無ければ買いません。バイヤーはそれを分かっているので、上記のような営業マンを歓迎しないわけです。自社にこだわらずマーケティングを行い、最適な棚割りが出来る営業マンを歓迎するのです。
 当たり前といえば当たり前。しかし、なかなか出来ないのが本音だろうと思います。なかなか当たり前ですが、考えさせられるお話しでした。

kumaboo

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コメント

2006/01/13 09:05

値下げが安易な方法というのは、それが政策的な条件として使われた場合であって、経営努力によるコストダウンの結果であれば、これ以上のユーザー視点はないのではないかと思います。多分「安易」でもないでしょう。

もっとも、これはものづくりの立場からの視点ですので、サービス業では少し違ってくるかも知れませんが・・・。

個人的には、ユーザー視点の立場からまっとうな値下げを行うやり方がもっと評価されても良いような気がします。

2006/01/13 14:02

>ProjectKさん
コメント、ありがとうございました。言葉足らずですみません。
「ユーザー視点の立場からまっとうな値下げ」は、重要だと思います。僕が過去に体験したこととして(コンピュータのハードウェア等)、いったん下げておいて、後で作業代として回収する方法、というものがあります。(過去の例では、官庁の1円入札などが典型的な例です)
これでは、単に見た目の値下げをしただけに過ぎません。こういったケースを思い浮かべながら、本を読んだ結果の文章でした。
「経営努力によるコストダウンの結果」は、おっしゃる通り、120%同意、です。

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